トップページ > 和風タジン鍋
2009年11月07日
和風タジン鍋
タジン鍋に白菜、レンコン、シメジ、黒豚ロース肉を載せて5分火にかけただけ。おろしポン酢で食す。
相変わらず食欲はイマイチだけど、明日はどうしても乗馬に行きたいので、体力をつけるべくしっかり食べました(笑)。
気分はもうすっかりいいので今日は色んな片付け事をして結構くたびれたのだけれど、スラッシュの進藤さんが来週の月曜日には退院できるというGOODニュース!でホッとした。本人的にはもう歩いても全然痛くないのに、担当医がなかなか退院を許可してくれないので、私が働かないと入院費が払えなくなりますよと脅したら、あっさり許可が出たそうである(笑)。まずは、めでたし、めでたし。
めでたいといえば、国立劇場の矢内賢二さんが、このブログでもご紹介した「空飛ぶ五代目菊五郎」というご著書でサントリー学芸賞を受賞なさっていたのを、今日そのお祝いパーティのご招待を頂戴して初めて知ったのであるが、昨日までに頂戴していれば久保田クンと話題にできたのにザンネン!と思われたのでした。サントリー学芸賞は古くは塩野七生氏や養老孟氏、確か上野千鶴子氏や田中優子氏らも受賞されたはずで、地味な学術書を対象にしながら、各学界の俊英を世に知らしめた非常に話題性の高い賞である。「空飛ぶ~」は近年になく面白い歌舞伎の本だったので、ご受賞を心からお慶び申しあげる。矢内さんの本のいいところは文章がクリアな点で、歌舞伎の研究や評論を試みる方の文章はともすれば情緒的に流れる傾向があって、門外漢が読むとチンプンカンプンだったり、いささか歯が浮いて気恥ずかしくなるようなことが無きにしもあらずなのだけれど、その点、矢内さんの文章はすっきり頭に入ってくるし、明晰で且つそこはかとないユーモアが漂うところが魅力的だし、何よりも役者という人種に対する洞察力の鋭さが感じられる。今後もこうしたご本をたくさん世に送り出して戴きたいものである。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/1354