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2009年10月25日
ハンバーグステーキ
乗馬クラブの帰りに池袋の「つばめグリル」でオペラ歌手のSさんと共に食事。
今日の1鞍目はメタボ君が珍しくパカランパカランの響きが耳につくほど入れ込んでくれたのに、2鞍目に騎乗した快走してくれるはずのハイセイコーのお孫さんがゼンゼン駈けてくれなくてガッカリし、何が悪かったんだろう?合図を出す足の位置がくるっちゃたのかしら?とか考えながら、こういうことがあるから却って乗馬はなかなか止められないんですよね〜てな話をクラブハウスでMさんにしてたら、「そいうえば僕、ミクシーの松井今朝子コミュニティーの副管理人になってなってくれって言われてるんですよね」と聞いてビックリ。Mさんはさらに現管理人の方が、「文庫本の質問コーナーに歌舞伎関連の質問をしたのに全部ネグられたってガッカリしてましたよ」と教えてくださったので、ここでひと言お断りを申しあげると、歌舞伎関連の質問をなさった方はほかにも結構いらっしゃって、かなりマニアな質問が多かったので、一般読者を考慮したブログ編集部の判断で一切カットすることにしたのでした。悪しからずご了承くださいm(_ _)m
ところで今日クラブハウスでMさんたちにオススメしてたのは、「夕鶴」で知られる故木下順二先生がお書きになった「ぜんぶ馬の話」という文庫本。私はその昔先生とお仕事をご一緒させて戴いた時に、ご自宅をお訪ねして、応接間に馬の写真がズラ〜と並んでるのに驚いたものの、当時はまだ乗馬をやってないからそれについて何も質問しなかったのだけれど、先生は旧制五高の馬術部キャプテンとしてインターハイの障害と馬場馬術で共に優勝した経験の持ち主であり、馬関連の蔵書がなんと5千冊!!!というハイレベルのコレクターだったので、この本には馬に関するマニアな蘊蓄がたっぷりと盛り込まれ、乗馬をしなければ、自分は芸術のとらえ方や劇作の考え方も全く違ったものになっていたとまでお書きになっているのだった。で、この本を私に薦めてくださったのは、木下先生と同様にシェイクスピア全作品の翻訳に現在取り組んでらっしゃる松岡和子さんであり、松岡さんご自身「馬に乗るとシェイクスピアも何もかも吹っ飛んでしまうのよ〜」と仰言るほどの打ち込みようだから凄い<(_ _ ;)> どうも乗馬をすると、すぐに止めちゃうか、妙に打ち込んでしまうかの二極化で、ホドホドの趣味に留めるのは難しいようである。Sさんはまた歌の勉強でイタリア留学をしたいそうなのであるが、その動機はどうやらホームステイ先の指揮者が馬牧場のオーナーでもあることらしいのでした(笑)。