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2009年10月03日
鶏手羽元とカブのスープ
昨日のQPで見た料理。手羽元は昨日買っておいて、今日のお昼に塩、砂糖、胡椒を揉み込んで長時間寝かせた。これと白ネギのぶつ切り、生姜の薄切りを水に入れて、酒、酢少々で調味、香り付け程度の醤油を垂らして30分ほど煮込んでからカブとネギの青い部分を加え、塩胡椒で再度調味。カブは皮を剝かずクシ形に八割りして葉も使うこと。
浅田真央がTVで新プログラムを初披露する姿を見ながら食事。ラフマニノフの重厚な名曲「鐘」を使った高い表現力の要求されるプログラムで、今回はミス続出の試演といった感じでもそこそこ見応えがあったので、オリンピックに向けての完成が大いに期待される。
ところで2016年の夏期オリンピック開催地はリオデジャネイロで、南米初という極めて順当な決定をみたが、東京都民としては残念というよりも、私はこれ以上都税が使われずに済んでよかったとしたいし、前にも書いたがオリンピックよりも巨大地震対策のインフラ整備や各戸の改築補助等にまわしてほしいのだけれど、スポーツ関係者以外にもオリンピック予算をあてにしていた法人や企業諸団体の方々はガックリこられたのかもしれない。昨日深夜のTVで火付け役の石原都知事は開催したかった理由の一つを「この国に漂う閉塞感を打ち破りたかった」としたが、その発想自体が現在この国の至る所で問題になっている公共事業と根本のところでつながっている気がしないでもなかった。新幹線や高速道路が通れば、空港ができれば、あるいはダムができれば、ただ金が落ちるだけではなく、都会から人やモノがどっと押し寄せて自分たちの町や村がきっと活性化されるにちがいないという淡い期待と、オリンピックをやれば世界から人が沢山やってきて気分が高揚し、若い人がもっとやる気になってくれるのではないかという淡い期待は、要するに外部からの刺激をあてにしている点において同根なのだと思われる。いかにも島国らしい発想といえばいえるのだけれど、もうそろそろ「外」をあてにしないで内側から成熟し活性化するだけの民度をこの国も備えてしかるべきはずなのであって、ギブミーチョコレート世代の石原都知事には個人的にもそういった成熟を求めるべくもないのかもしれないと思われたのでした
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コメント (1)
外部からの刺激では人が集まらない、小さな例ですが新幹線の新倉敷駅、駅ができた時には駅中に数店舗あったのでしょうが、今は全てシャッターが下り一軒も無し。食事所を探すのも一苦労。当然駅前には何も無し。新幹線が開通して駅ができれば自然発生的に人が押し寄せる時代はとっくに終っています。公共事業での職の確保も確かに大事ですが箱物は作ると永遠に維持費がかかります。維持費は税金で賄われる事を今まで説明しないで、絵に書いた餅の話でダムつくり、道つくり、駅つくりを地方の方々に強制してきた政治を変えて頂きたいです。
投稿者 お : 2009年10月03日 23:08