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2009年09月24日

ゴーヤと豚肉のおかか醤油炒め、茄子と油揚げの煮物

きのう岡野ご夫妻宅で千絵夫人のお父様が趣味で農地を借りて自家栽培なさった野菜をどっさり頂戴し、
早速きょう調理してみた。ゴーヤは嫌な苦みが全然なく、形状がふぞろいの茄子たちはびっくりするほど甘みがあって、どちらも非常に美味しく戴きましたm(_ _)m
食事しながらNHKBS3の「百年インタビュー」を見て、蜷川幸雄氏の1時間半にわたるロングインタビューをじっくり聞かせてもらった。芸大の美術科志望から演劇に気持ちが転じたきっかけは「ぶどうの会」で上演された『蛙昇天』(木下順二作・山本安英主演)を見た衝撃だったことや、若い俳優時代は口先ばっかりの気取り屋で「貴族俳優」とあだ名され、ところが実際に演技をすると余りにも下手くそなので(笑)却って先輩の木村功らに可愛がってもらったという話や、『王女メデア』のギリシャ上演が大絶賛を浴びて帰国した翌日に、主演の平幹二朗とプロデューサーとの3人が世界的な舞踊家ピナ・バウシュの公演で偶然バッタリ会って、やはり責任を負った者は自分たちのレベルを確認したくなるんだねえと語り合ったというエピソードなど初めて聞く話も多かったし、全体に自分がどこまで正直に且つ適切に自分の気持ちを語れるかにチャレンジしたようなインタビューである。本来とてもシャイな人だというのはお会いするとよくわかるが、ご本人自ら「僕の核は羞恥心なんだよね」と明言されて、その人が自らの「老い」を見つめながらも、いまだ尽きせぬ表現欲の執着を語るあたりはなかなか聞き応えがあった。


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