トップページ > カキフライ弁当、ゴボウとキノコのサラダ
2009年09月09日
カキフライ弁当、ゴボウとキノコのサラダ
整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。往き帰りの車中では例によって週刊誌の中吊り広告を物色。当然ながら選挙後の総括記事が多く、「週刊新潮」はシニカルな小ネタ中心で、相変わらずの創価学会ネタも見落とすくらいの超軽いジャブで済ませた模様。「週刊朝日」の見出しは民主党政権に対するちょっと甘すぎる展望を並べ立ているので、片や選挙直前まで批判的な見出しを並べていた「週刊文春」はどうなの?と気になりつつも見逃したのはザンネン(笑)
ところで今日やっと民主党、国民新党、社民党の三党合意が決まっていよいよ連立政権が発足するようだが、最後までひっかかったのはやはり日米安保の問題だった。それにしても今や日米地位協定を見直すと言い出すことさえタブーのような印象をもたれているのは、自民党政権の長期化でアメリカの小判鮫と化すことに日本人がマヒしちゃったせいなんだろうけれど、かつて安保闘争の渦中にいた世代の人たちはそれを一体どう思ってるんだろう?てな疑問が急に湧いてきたのは、「私の人生を変えた一冊の本」に関するインタビューを明日受けるため、庄司薫著「さよなら怪傑黒頭巾」を40年ぶりに読み返したからである。この本の読者層はたぶん私と同世代かちょっと上の世代に限られているだろうし、今は読もうと思っても図書館で探すのも困難だから是非お読みくださいとは言いかねるものの、改めて読んだら、ああ、日本はこの40年間に物凄く変わったんだ……ということが実感されます。で、日本人というのは面白くて、幕末に鎖国を止めるかどうかで揉めたときも、鎖国自体が徳川家光の時代から始まったにもかかわらず、神代の昔からずっと鎖国してたみたいな雰囲気が出来上がっていたように、今や日米安保に疑いを持つなんてありえな〜い的な雰囲気になっちゃってるのもフシギといえばいえるのでした。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/1287
コメント (2)
神代の昔からずっと「日米安保」してたみたいなこの頃ですが、あの頃は河原町通りはデモ隊で埋まり、今出川や荒神口は投石と放水で阿鼻叫喚の様相を呈しておりました。
それにしても、なぜ『黒頭巾』なのですか?『赤頭巾』でなく?さらに福田章二名の『喪失』の方が、著者近影も掲載小説もいいと思うのですが?????女性誌の写真小説になった「蝶をちぎった男の話」に、伊丹一三さんが叔父さま役で出ておられて、ステキでした!
『赤頭巾』の帯に、三島由紀夫さんが、「サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を思わせる」という推薦文を書いておられました。小説中に書いた中村紘子さんと結婚なさいましたよね〜。中村さんが、辻嘉一さんにえらいノロケておられました。
岡田裕介さんと森本レオ夫人の『赤頭巾』の映画も見たし、相良直美さんのレコードも持っています。この曲が今聞いてもいいんです♪
投稿者 waysea : 2009年09月10日 00:12
『赤頭巾ちゃん』の方は何回か読みましたが、『黒頭巾』は大学生のアホな頃に一度読んだだけですのですっかり内容を忘れてしまっています・・・。
是非今度実家に帰ったら読みなおしてみたいと思います。
投稿者 ruru : 2009年09月10日 09:15
