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2009年08月30日

峠の釜飯、シーフードサラダ&豆サラダ

早朝から自宅でせっせと原稿の手直しをして、明日になんとか入稿できるめどがついたところで再び軽井沢に来てしまった。むろん投票はしっかり済ませて来ております。 晩ご飯にはその昔横川駅で必ず買った懐かしの釜飯を軽井沢の駅構内で見つけ、サラダ2品は旧軽銀座のベーカリー浅野屋でゲット。相変わらず観光グルメが続いております(笑)。
ところで今日は駅に降り立つと軽井沢らしい濃霧に包まれて、町ははや閑散とした雰囲気だが、ひょっとしたら明日からは元センセイたちとそのご家族が傷心を癒しにどっと押し寄せてくる、なんてことがあったりしそうである。下馬評通り、明日から民主党政権が発足しても、世の中そう急にがらっと変わったりするとは思えないのだけれど、諸官庁諸企業共に既得権益軍団は確かに大変かもしれないし、そうした業界の周辺ではぐっと不況感が強まるだろうし、当分のあいださまざまな混乱は起きるにちがいない。先ほど晩ご飯を食べながらTVでワールドニュースを見ていたら、アメリカでは医療保険改革をめぐってオバマの支持率が急落しており、その背景には共和党側の巻き返しがあるようで、とにかく少しでも弱者を優遇する社会主義的な政策を非常に嫌忌する共和党支持者が大勢いるのは確かなようで、そこには多民族国家ならではの問題が大きく横たわっているものと思われる。有り体にいえば、あんな「怠け者」を救うために私が税金を沢山払わされるなんて許せない!的な憤りが大きいようで、それが日本の場合は全く違って憤りの対象が「怠け者」ではなくて、既得権益軍団の代表選手たる「天下り=官僚落ちこぼれ」なのであった。まずその手の人びとやゼネコン等ぶら下がり企業を一掃して無駄遣いを排除したところで、それによる不況感がどれほど強まるのか、この点はちょっと未知数で、とにかくまあこれだけはしっかりやってもらうしかなさそうだ。そして次の段階として、日本の民主党はアメリカの民主党的な路線に進むのかどうかもちょっと不明で、なぜな前党代表の小沢一郎氏はかつて最も共和党的な政府を模索していたはずの政治家なのに、民主党は一方で旧社会党系を一山抱えているから、外交や国防問題に関しても党内統一がとれるのかは以前から懸念されているところである。
片やすっかり落ち目の自民党とその支持者たちは果たして米国の共和党みたいに猛烈な巻き返しが図れるのかどうかも、これまた大いに疑問である。なぜならこちらもまた確固たる理念でまとまってるというよりは、ずっと与党にいた特権で口利きをしていたに過ぎない政治家が多そうで、それだと与党を離れて一体何が出来るの?的な発想から、分派してなんとか与党に潜り込もうとする動きになりかねないだろう。また支持者たちも結局のところ理念を支持してたのではなかったからして、民主有利と見るやどっとそちらに流れた人びとも多そうで、まあどっちもどっちというか、この国では議会制民主主義が本当にきちんと理解されて、それに基づく政党員や政党支持者がどの程度いるのかも現段階では頗る不明ながら、
とにかく選挙で政権が変えられる(って当たり前なんだけど…)ことがわかっただけでも良かったのだと今は思うしかない。国民も心許ないとはいえ、今モーレツに不安なのは民主党の幹部たちだろう。


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