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2009年08月19日
エルミタージュ・ドウ・タムラ
翻訳家の松岡和子さんは「馬に乗ってるとシェイクスピアも何も頭から吹っ飛んじゃうのよ!」と仰言るくらい乗馬にハマってらっしゃるのだが、今年は一度いっしょに外乗しましょう!と大いに盛り上がって軽井沢にお越しになった。で、その前夜祭としてまずオイシイ晩ご飯をごいっしょすることになり、こちらへいらっしゃるのは久々だと聞いて、せっかくならこの店!と選んだのはフレンチの名店タムラである。以前から一度食べてみたいと思っていた地元ならではの新鮮な素材を活かした野菜のフルコースは見た目も美しいし、松岡さんがいみじくも仰言ったように「ベジタリアン的なストイックさは全然感じさせない」豊潤な味わいが堪能できた。上段の写真は桃のポタージュで、器も凍らせて中をくりぬいた桃を使っている。中段は
冷製ボルシチというより季節の野菜のビーツジュレ寄せで、夏トリュフがカタマリでごろっと入ってたのにはびっくり。下段は中にラタトイユを仕込んだ花ズッキーニのフライ。ほかに中に生ハムを仕込んで焼いたトウモロコシのトウモロコシのアイスクリーム添えも美味しかったし、本当にいま採ってきたばかりという感じの高原レタス類を魚醬ソースで戴くのは絶品。特定農家で栽培されているという生で食べる茄子はまるで果物としか思えないような甘みがあった。デザートは別室に案内されてフルーツトマトのコンポートのメロンソースがけやフランボワーズのソルベを戴き、全体に夏らしく涼しげなフルコースだった。素材が全部野菜だから、いつかまた季節を変えて全く違う味を楽しみたいものであります。
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コメント (2)
コクーン牡丹灯籠初日、圓朝まつり、昨日のタムラと同じ日に接近遭遇させて頂き欣喜雀躍でした。早朝4時半から6時間近く軽井沢大賀ホールで辻村伸行サンと師の横山幸雄先生のピアノリサイタルの追加発売券発売に並んで疲れた身体が地元野菜と冷製コンソメやジュレトマトのコンポートで癒されました。
投稿者 DAWN : 2009年08月20日 08:57
牡丹灯籠初日.圓朝まつり.昨日のタムラと今月三回も松井さんに接近遭遇してしまいました。タムラの野菜料理は早朝四時半からの8/25の大賀ホールの辻村伸行・横山幸雄先生のピアノコンサートの券の争奪戦騒ぎの疲れが癒されるお味でした。
投稿者 dawn : 2009年08月20日 09:29
