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2009年08月07日

刺身の盛り合わせほか

シアター・コクーンで「牡丹灯籠」を観たあと近所の「春秋」で翻訳家の松岡和子さん、文春の内山さん、山口さん、大島さん、スラッシュの進藤さんと会食。
 きょう6日は朝5時に起きて一仕事してから軽井沢を発ち、撮影場所の江戸東京博物館に行ったら「写楽 幻の肉筆画」展と題してマノスコレクション公開されていて、絶好の機会だから、昼食をパスして入場したら、むろん写楽ばかりでなく数多くの錦絵や襖絵が展示されいて想ったよりもはるかに見応えがあった。
2時に毎日新聞の内藤記者とお目にかかって、これまた内藤さんというカメラマンに中村座復元ブースの前で撮影されて、次に向かった先は渋谷のドウ・マーゴ。そこで集英社の八代さんとお目にかかって「清流」と「有隣」のインタビュー取材をお受けしてからようやく芝居を観た。この作品は一昨年の秋に歌舞伎座で仁左衛門と玉三郎のコンビで上演されたのを山口さんと一緒に観ていて、同じく大西信行の台本だったので見比べるはめになったが、もともとはあの杉村春子のために書き下ろされた台本だけに、いわばオトナのホンであることを今回の上演は逆説的にわからせてくれたようなところがあった。とにかく効果音にしろ照明のエフェクトにしろ余計な手を加え過ぎたいのうえひでのりの演出は非常に子供っぽく見えて、台本とのミスマッチを強く感じさせ、若いタレントの起用にも無理があって、まず着物姿が見てられないし、全体にまるで「お江戸でござる」的なバラエティ時代劇を見せられてるようで、ちょっと困ってしまった。段田安則や伊藤蘭は演出の指示次第でもう少しいい役作りができたのではないかと推察する。本人が達者なせいもあるが、一番すじが通ってオイシイ役に見えたのは秋山菜津子かもしれない。
結局、酒井順子さんはお仕事で劇場に来られなくなり、代わりに大島さんが芝居を見られ、終演後は内山さんもやってきて、松岡さんから芝居や翻訳の面白いお話をたっぷりお伺いして大いに盛り上がった。で、山口さん、内山さんとはまた円朝祭でお目にかかる約束をし、松岡さんとは軽井沢でご一緒に乗馬する約束もしてお別れし、帰ってきたらさすがにグッタリ疲れながらも今このブログを書いている。明日は愛媛行くので更新は1日お休をみさせていただきます。


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コメント (1)


今日お書きの内容とはかけ離れたお話で恐縮でございますが、5日、6日と豊岡市出石の永楽館に行ってまいりました。
壱太郎さん、今年も御奮闘でした。「車引き」にの桜丸、口跡も良く通り、姿も非常に美しかったですし、肝の入り方も良かったです。藤娘も小さな小屋なので制限が多く、藤の木を立てられないので引き抜きを客に見せながら踊るのですが、成駒屋さんの後見さんが良く仕込まれておいでなので綺麗に舞台は進みました。

浪切りホールの柿落とし公演で翫雀丈と連獅子の仔獅子を踊られたのはもう6年?になるのですね、御上手になられました。今回はお家元にお会いできなくて残念でした(お会いしても眺めさせて頂くだけですが)

投稿者 お : 2009年08月07日 23:50

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