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2009年07月23日

奄美日食ツアーVOL2

皆既日食が比較的長いあいだ見られるのは奄美大島北部とあって、21日は名瀬から笠利地区に移動。その前に少しは観光もということで奄美海洋展示館に行き、まずはこのブログの読者にとって「お約束」ともいうべき(笑)ウミガメの子に餌やりをした。次に向かったのは日本のゴーギャン(絵のタッチはアンリ・ルソーに近いかも)と称される田中一村終焉の地。一村は生前全く無名のうちに生涯を閉じ、死語数年を経てNHKの番組が取り上げたことで、やっとその存在が広く知られた悲運の天才画家だけれど、それにしても今に残された最後の家は鬼気迫る不遇感が漂っており(写真中段)、そのあとに見せられた絵の素晴らしさをより強調した感がある。田中一村記念美術館は奄美旅行者には必見のスポットで、実にダイナミックにして且つ緻密でもあり、古典的な絵柄とモダニズムがマッチして従来の日本画を超克した観のある彼の絵を堪能できるし、美術館そのものも斬新で魅力的な建物といえる(写真下段)。
 笠利地区では用海岸の近くで「サンゴとヤドカリ」と称してスノーケリング教室を開いてらっしゃる赤塚さんのお宅にご好意で特別に泊めて戴くことになった。われら7名に3部屋も開放されて、しかも宿泊費は破格のお値段だから紹介者の黒田さんと森さんに感謝!である。夕食は郷土料理の鶏飯(けいはん)で、これは細かくむしった鶏肉と鶏の皮の千切り、錦糸卵、干し椎茸の薄切り、細ネギの小口切り、海苔をトッピングして、お茶漬け風にしたご飯だが、こくはあっても脂っぽい感じは全然しない、あっさりした上品な味わいで、サイドディシュに出されたゴーヤの天ぷらも今まで食べた中でサイコーに美味しいゴーヤでした。夜は浜辺に出て満点の星々を眺めながら翌日の晴天を祈るばかりだった。


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コメント (1)


こんにちは。
「サンゴとヤドカリ」おかみのゆぅです^^

この度は縁あって一緒に貴重な瞬間を過ごせたことを嬉しく思います。
不思議な空の色、海の上を滑る風、きれいでしたね。
お料理、おいしいと言っていただけて嬉しいです^^
ゴーヤはもっとカラッとさせたかったのですが失敗してしまいました。
奄美にはパパイヤ料理や季節の果物、豚料理などまだまだおいしい物がたくさんあります。
(山羊汁も・・・)
機会がありましたらまたお立ち寄り下さい。
再会を楽しみにしています。

投稿者 ゆぅ : 2009年07月28日 16:46

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