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2008年04月22日
焼き鳥
銀座アルマーニ・タワー9Fのイベントホールでクリスティーズの「アジア現代アート」オークションのプレビューをミヤケマイさんと一緒に見た帰りに「伊勢廣」で食事。
つい先ごろ運慶の仏像のオークションで名を轟かせたクリスティーズにお勤めのBさんとはお茶の稽古でご一緒して、よくカタログを頂戴するが、むろん私ごときにご縁がある世界では全然なくて、美術品に表示された金額を見てホッホ〜と唸っているばかりなのだけれど(笑)、今回「アジア現代アート」オークションに先立つプレビューにご招待を頂き、ふと見ておきたくなったのは先日ミヤケマイさんにお目にかかったせいである(ミヤケマイさんについては4/7のブログをご覧ください)。
で、この際せっかくなら現代アートについて色々と教えてもらえないだろうかという厚かましい気持ちもあって(笑)お誘いをしたところ、お忙しい方なのに快くお付き合いくださって、大変いい勉強をさせてもらった。
まず私は村上隆、草間彌生、奈良美智、立石大河亞ほか日本人アーチストと中国現代アートの著名人数名の出品作のトーンがまるで違うのにビックリで、これは彼我の文化的環境の差というか、中国のそれは日本の60〜70年代に持て囃されたいわゆる「前衛」に近いものにしか見えないのだけれど、それが世界的にブレイクした背景には巧妙な国策的流通のシステムが存在したという事情を聞いてなるほどと感心した。考えてみれば美術品の世界は古来それがどのように流通するかということを抜きには語れないものであり、その意味では出版文化とはまるで違うし、芸能界のややこしさとはまた別の複雑な問題を抱えている。具体的な事例を挙げつつミヤケマイさんはそれらの状況をシャープに分析してご説明くださった。そこからまた日本の文化についてさまざまな方面に話が及び、とにかくとても聡明で弁が立つ方なので、私はただただ感心して拝聴していた。銀座にも詳しい方でお気に入りの美味しい焼き鳥屋や珈琲店にもご案内頂き、貴重な一夜を過ごさせて頂いたことに感謝している。
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