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2008年04月18日

シェ・ルネ

 食通で知られた故・開高健氏が愛用したビストロの名店で、文藝春秋社の鈴木常務、広告部の菊地さん、サントリー宣伝部長の久保田氏、同じく部員の堀田さん、翻訳家の香川由利子さんと会食。
 ホワイトアスパラガスのソテー、トマトサラダ、コハダのマリネ、ウニのグリル、鱸の蒸し焼き、オマール海老の蒸し煮、牛ステーキ、いずれもシンプルな調味で、素材の旨さを引きだしたベイシックな料理が堪能できたが、中でもウニのグリルは絶品でした。
サントリーの久保田クンと同級生だったという話は今年の1月24日のブログに書いたので省略するが、フランス文学の翻訳家で最近では「カブールの燕たち」を訳した香川由里子さんは共に京都聖母学院小学校の同級生で、彼女は中高を通じての親友だったから今もよく連絡を取り合っているのだけれど、久保田クンとはお互い東京にいることも知らなかったようだから、今度は3人で一緒に会いたいねえと話していた。で、香川さんも最初の翻訳本が文藝春秋社から出ており、また前回は文春の方々がサントリーさんのゴチになったいきさつもあって、今回は文春さんのゴチで再会することになったのだった。私はただただ美味しい役回りであります(笑)。
てなわけで今回は内山さんが風邪で欠席し、その代わりというわけでは全然ないのだろうけれど、文春側は鈴木常務がお出ましになり、食後に築地の高級バーにも案内していただいた。下戸の私はもっぱらクランベリージュースを飲みながら歓談し、且つ各人からいろいろと面白いお話を聞かせて戴いた。
鈴木常務は私が『銀座開化おもかげ草紙』シリーズに登場させた原胤昭らと共にキリスト教の布教活動をして後に盛岡で自由民権運動を起こした鈴木舎定という人物の子孫に当たる方なのだそうで、「松井さんに一度その話をしたかったんですよ」と言われて、確かにその名前を太田愛人著「開化の築地 民権の銀座」という本の中で見たのを想いだした。明治物や江戸後期の時代小説を書くときはこうしてご子孫が現存する場合が多々あるので、やはりうかつには書けないと改めて感じた次第である。
久保田クンから今回聞いて面白かったのはクレーマー常習者の話で、詳しくは書きませんが、なるほど世の中そういうヘンな人もいるんだ〜と呆れるしかない。その手の人に関しては今や各同系の企業がしっかり情報交換をして、下手につけこまれないようにガード体制を整えつつあるとのこと。本当に今は冗談みたいなムチャクチャな人がいるから企業も何かと大変なようです。
一方で日曜になると早く月曜が来てほしいと思うくらい会社の仕事にすっかり打ち込んでいるという堀田さんの話も面白かったし、アメ車好きでかつてはキャデラックやコルベットにも乗り、現在はワインレッドのジャガーを乗り回しているという菊地さんの話にもビックリで、日本のキャリアウーマンもなかなか大したもんだとすっかり感心してしまった。最近は元気な人、健全な人を周りに見るだけで妙にうれしくなるのは、マスコミの取りあげる世相があまりにも暗いからでありましょうか。


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