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2008年04月03日

鰈の煮付け

 QPの先生が勧めた巧く仕上げるコツは切り身と卵巣で煮る時間差をつけること。身から意外と簡単にはずれるし、3,4分長めに煮るだけで美味しく食べられる。切り身はさっと湯通して水洗いしてから煮るといい。だし昆布をちらしたお湯に、みりんと醤油を加える。醤油の量は初め少なくしておいて仕上げにまた入れる。煮汁に根三つ葉を入れて付け野菜にする。香りがいいのでコレはおすすめ。
 在日中国人の監督によるドキュメンタリー映画「靖国」が東京の各館で上映中止相次いだ件は、今年初めて日教組の大会が中止になった問題と併せてとても嫌な感じがしていたのだけれど、大阪と京都の2館では予定通り上映されることになりそうだというニュースを知って今日は少しほっとした。確かに右翼の連中は厄介だけれど、面倒を恐れてアホをのさばらすとますますつけあがってあとでもっと困ることになるのが心配される。言論の自由を阻害するのは常に目に見えるかたちの国家権力ではなくて、事なかれ主義による自主規制であるのは昔からそう変わらない気がするのだが。それにしても大阪や京都はさすがにこういうことでは頼もしいところがある。ことに大阪は昔から反体制的な土地柄だし、他人と揉めることを比較的厭わない気風があるのだろうと思う。私は母親が大阪人なのでけっこう大阪をひいきしていて、江戸時代も寛政以前は江戸より大阪のほうが文化的に数段上であると認識しているのであるが、大阪人は過去にあまり興味を示さない人が多いせいか、江戸時代の大阪を舞台にした小説はまだまだ少ないような気がしてわりと積極的に取りあげているつもりだ。てなわけで、ここからは自作新刊の宣伝ですが(笑)、弥次喜多の作者十返舎一九を主人公にした『そろそろ旅に』でも前半は大阪を舞台にしています。一九は事実若い時を大阪で過ごしており、それが物書きとしての彼に非常に大きな意味を持ったように思われます。物書きは一体なぜ物書きになってしまうのか、人はなぜ物語を紡ぎだそうとするのか、というような作家にとって根源的なテーマに私が拙いながらも触れてしまった作品ですので、皆様のご購読を願えれば幸いです。現代とも相通じる江戸出版界の実情についてもかなりシビアに触れてますので業界人は必読といえそうです(笑)。


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コメント (1)


「そろそろ旅に」は大阪が最初なんですね。今は「家、家にあらず」シリーズに夢中で「非道、行ずべからず」に嵌ってますが、オール読み物の連載とあわせて読んでいるので、時代を行ったり来たり。単行本になったら再度読み直します。

今度の「靖国」の放映は大阪の映画館で上映とニュース番組で知り、おかしな事にはお上にも平然とノーと言う大阪人の面目が立った気分です。中身がどうであれ、上映して判断は見た人に任すべきだし、東南アジアと日本について考える縁にすればもっと良いのではと思います。

投稿者 お : 2008年04月03日 22:21

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