トップページ > ガラパゴス紀行 その3

2007年02月21日

ガラパゴス紀行 その3

 キトでは恐らく一種の高山病だと思うが私はインソムニア状態で2日併せてウトウトした時間わずか3時間にもかかわらず、さほどの疲れは感じないまま早朝の国内線旅客機で一路念願の地ガラパゴスに向かう。冠雪の山を見ながらホテルをあとにして約2時間後には文字通り赤道直下の島にたどり着いてまずは陽射しの強さに恐れをなした。空港から即バスに乗って高原に。
 ガラパゴスというとそれこそ『俊寛』の鬼界島のような絶海の孤島が想像されたが、なんのなんの実際はアスファルトで舗装された道路がちゃんと走っており、ただし車はほとんどないからバスは一本道を猛スピードで高原に向かって驀進する。で、舗装されていない狭い道に入り込んだ途端にブレーキがかかり、何が起きたのかと思ったらそこにゾウガメがのそのそと歩いていました。そこから私はもう完璧なガラパゴス・ハイに突入し(笑)、バスを降りて、とにかくいるわいるわのカメたちを激写しまくるも、途中で強い雨が降りだし、この日は残念ながらロンサム・ジョージには会えずじまいでホテル入り。
 滞在したベイ・フィンチ・ホテルはその名の通り海岸に隣接し、舟でホテルの桟橋に向かう途中「あっ、今ペリカンが海に突っ込んだ!」「見てっ、岩場にアシカがいる!」「わーっ、イグアナが泳いでるじゃない!」と一行はコーフンのるつぼと化し、ホテル入りしてからも昂奮冷めやらぬ私と萩尾望都さんはプールでシュノーケリングの練習までする始末。お互い50を過ぎてシュノケーリングは初体験ながら、ここへ来たらやらないわけにはいかないと思うほどに海の水は綺麗に澄んでいるし、一緒にホテルに滞在する中には欧米系の高齢者が多かったのであります。ホテルのプールにはしょっちゅう水鳥が飛んで来て、自然をそっくり活かした佇まいだが、室内やサービスは欧米風に頗る洗練されており、夕食のフルコースや朝食のバイキング共に予想した以上に美味しく戴けました。  


コメント (2)


素朴な疑問ですが、すぐにもぐれるようになるのですか

投稿者 川島 昌己 : 2007年10月03日 19:58

 プールではほんの少し練習しただけで、ほとんどぶっつけ本番。でもなんとかなりましたよ。ただ潜っていると時間の感覚がなくなるし、自分がどこにいるのかわからないので結構スリリングでした。

投稿者 今朝子 : 2007年10月03日 21:24