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2006年12月20日

五穀米弁当

 整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。
 帰って来てTVを点けたらちょうどWBA世界タイトルマッチ因縁の亀田VSランダエタ戦が始まるところだったのでまたしても見てしまう(笑)。これで負けたら協栄ジムの存亡にもかかわる一戦だけに解説陣が第1Rから亀田を持ちあげまくるは、局は亀田有利のパンチを再録画で流すはで逆に白けてしまい、亀田は順調な試合運びでタイトル防衛を果たしたにもかかわらず、今回ランダエタがパンチを打ちながら妙にそれがゆるいのは、ひょっとして何か渡ったのかしら?てな余計な疑惑が拭えなかったのであります。
ところで話変わって、ああ、中谷昇さんがあの世から手招きしたとしか思えない岸田今日子さんの訃報であるが、この女優を紹介するのに「砂の女」と「ムーミン」ばかり出てくるのは何だかなあ……という気がしないでもない。渥美清が亡くなったとき、私はたまたま近松座の演出をしていて松竹の稽古場にいたが、「渥美さんもあんなに色んな役をやって巧い役者だったのに、死んだら結局トラさんが亡くなったっていわれるんだから、役者って何だかつまんない職業だねえ」と片岡秀太郎さんが呟いたのをよく憶えている。渥美清ならトラさんでいいじゃないかと思うけれど、岸田今日子が結局ムーミンはちょっと気の毒である。


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コメント (2)


私も当たった「奴の小万と呼ばれた女」の本が今日届きました。ありがとうございました。厚かましくもお願いしたサイン入りで……。一足早いクリスマスプレゼントをいただいた気持ちです。歌舞伎が好きで「仲蔵狂乱」を読んだのが、ファンになるきっかけでした。来年は3冊もご本が出るとか、楽しみに待っています。それにしても訃報が続きますね。なかでも永山会長が、新しい歌舞伎座を見ないで逝かれたのは残念でなりません。友だちと「福助さんの歌右衛門襲名で華々しくオープンするんじゃない。」と話し合っていたところでした。南座で勘三郎さんの「松竹の永山会長の……」という口上を聞いてきたばかりでしたし、今度はどなたの名前が出るのでしょうね。

投稿者 岩谷真知子 : 2006年12月21日 22:24

>南座で勘三郎さんの「松竹の永山会長の……」という口上を聞いてきたばかりでしたし、今度はどなたの名前が出るのでしょうね。

 ああ、それが聞き納めになられたわけですねえ……。とにかく今の演劇部トップは皆さんお若いので、すぐに永山さんの代わりが務まる方は見あたらないし、今後あんなふうになられるというのもちょっと想像がつかない方々ですし、また役者さんたちもどんどん若返るしで、歌舞伎も今後はガラっと変わるような気がします。松竹独占が続けられるのかどうかも……まあ、どの業界も今後は激変が予想されて……ああ、そんなことを言いだしたら世界がこのまま続くのかどうかも、なにせ北極の氷が40年後に溶けちゃうというんですから(苦笑)

投稿者 今朝子 : 2006年12月21日 23:32

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