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2006年11月18日

ジャーマンソーセージほか

新宿厚生年金会館でブロードウエイミュージカル『レント』の来日公演を観た帰りに近所で食事。
『レント』は10年ほど前にオフ・ブロードウエイで初演され、同性愛とエイズの問題を真正面から取りあげたミュージカルとして大きな話題を呼び、日本でもすでに何度か上演されているが、私はこれまで観るチャンスに恵まれず、今回は文春の内山さんにお誘いを受け、文化出版局の福光さんにも声をかけて拝見した次第。おふたりとはもちろん別々に知り合っているが、共に田辺聖子氏の担当で先日もパーティで一緒になったとかで、世間は狭いというよりも業界内はいずこも本当に狭い!のであります。
 で、肝腎の舞台だが、フルメンバー非常にパンチがきいた歌唱力で圧倒され、来日物としては相当に水準が高くて客席が乗りに乗って、こちらも大いに満足して劇場をあとにした。ご興味がおありの方にはオススメしたいと思う。
 近所のドイツ料理店「カイテル」で食事後、やはり近所の「風花」を久々に訪れる。ここは業界で知らぬ人なき文人バー(?)で、私は20年ほ前に初めて福光さんに連れて来られたのであるが、当時はまさか自分が小説を書くようになるとは夢にも想ってなかった。大いにご無沙汰をして久々にお会いしたママさんに、いきなり「もう幻冬舎の『吉原手引草』の連載は終了なさったんですか?」と訊かれて仰天!やはり凄い方である。もっとも外見はとても上品なおっとりとした佇まいで、お顔が20年前とちっとも変わらないのがこれまた凄い!気分はすっかりワープした感じで、おまけにもう一人いたお客さんが早稲田演劇科の16年後輩の男性だった。この方は加藤さんという某社の編集者で、シアタートラムで近年上演された結城座の公演に台本を書いた方でもあるらしく、早稲田演劇科の先生のうわさ話などをしているうちに、この人に携帯で呼びだされた枡野浩一さんが登場。枡野さんは歌人で、「賃貸」のTVCMでもお馴染みの方であるが、呼びだした加藤さんがすぐに寝てしまったので専ら私たちと話をするかっこうになり、話がメチャメチャ面白くて爆笑に次ぐ爆笑で時のたつのを忘れて気が付いたらなんと朝の4時過ぎ!てなわけで帰宅は5時になり、ひと眠りしてコレを書いています。


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