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2006年10月08日

上方風ちらし寿司、里芋と蛸の煮物、薩摩芋のレモン煮

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。もっちり豆腐は売り切れで悔しい(笑)。
今日はまさに天高く馬肥ゆる絶好の乗馬日和で、どの馬も軽快に走ってくれたが、2鞍目に騎乗した馬は食事中に馬房から連れだしたからもうプンプンで、馬装の最中に何度も私を噛もうとする(笑)。もちろん本気で噛むわけではなく、エサを喰わせろという催促なので可愛いものだ。牛飲馬食という比喩がうなずけるほどに馬は大食漢で、馬房をいつ覗いても食べてるから、世話する人は大変だろうと思う。もっとも私も秋になってちと食べすぎの気味があるとは思いつつ、けさ体重計に乗って愕然としました(- -;
 読者のバルサミコさんから前にアメリカの風景についてご投稿を戴き、それを読んだ友人の塚田さんからアメリカの風景なら『ブロークバック・マウンテン』もぜひ見るようにと薦められ、今日さっそくツタヤでDVDを借りて見た。ご存知カウボーイ同士の同性愛を描いた話題のアカデミー賞作品だが、何よりも映像の美しさに魅せられてしまった。どのカットもきっちり計算の行き届いた画面で、入念な絵コンテに基づいて完璧を期して撮ったと思われ、塚田さんもご指摘の通り確かにシナリオがちょっと弱いけれど、脇役に至るまで俳優陣が充実してその不備を補い、久々に「映画らしい」アメリカ映画を見たという気がした。
 いわゆるゲイ映画とは若干テイストが異なり、私自身はこれを見て何故かふと大昔に見た立松和平原作・根岸吉太郎監督の『遠雷』を想いだしてしまった。日米の違いはあれど共に農村(片や牧畜だが)風景を極めて美しく、且つそこで繰り広げられる人間の情念を実に生々しく撮ったという共通項のほかに、主演男優が『遠雷』の永島敏行を彷彿とさせる抑揚の乏しいセリフまわしだったせいなのかもしれない(笑)。
 ともあれゲイ映画として観れば物足りないシナリオではあるが、この映画には60年代以降に米国の農業社会を襲った機械化及び商業主義の波に乗れた者と乗れなかった者、つまりは勝ち組と負け組の構図が端的に描かれており、共和党の支持基盤とおぼしき保守的な農村の様子がリアルに知れるという点でも頗る面白い映画であった。また何せ近年あまり上映されないカウボーイ映画だから馬好きにも必見であります。


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コメント (2)


私も「風景が素敵な映画」が好きです。しかし、具体的にすぐに題名がすらすら出て来ないで申し訳ない。『遠雷』とはまぁ懐かしい映画ですね。トマト栽培の温室を連想します。何はともあれ、面白くなかった映画でも、景色が良かったら許せる…なんて思います。さて、図書館から借りたり等して、先日でやっと、松井さんの小説は全部読むことができました。ではまた。そうそう、今夜テレビを観ていたら「上方歌舞伎・片岡愛之助さん」が出ていました。なかなかの好青年ですね。

投稿者 夕焼けさん。 : 2006年10月09日 02:14

>さて、図書館から借りたり等して、先日でやっと、松井さんの小説は全部読むことができました。

 ありがとうございます。今年は1冊も出しませんが、来年は3冊上梓し、最初の『吉原手引草』は2月末にも幻冬舎から刊行される予定です。


>「上方歌舞伎・片岡愛之助さん」が出ていました。なかなかの好青年ですね。

 私は15年ほど前に養父の片岡秀太郎さんとよく仕事をしていたので素顔を間近で見てますが、当時から本当にステキな青年でした。

投稿者 今朝子 : 2006年10月09日 22:19

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