トップページ > 鮭のホイル焼き

2006年10月03日

鮭のホイル焼き

 QPで見た簡単料理。玉ねぎとプチトマトとピザ用チーズを加えて蒸し焼きにするだけ。鮭は塩胡椒してしばらく置いてから表面の水分を拭いて臭みを取るのがポイント。その上で酒をふりかける。ホイルはふんわりとゆるく閉じてチーズがひっつかないようにすること。
 昼間は仕事の合間に渋谷にある某信託銀行に行って年に一度の書き替えがてら担当の女性とあれこれ話をする。以前HPでも書いたと思うが、この担当は時代劇に出てくる薄倖の娘のような古風な美人のくせして見かけとは裏腹に実にしっかりした女性で、今日は「日本の景気は今後どうなの?」と私が漠然とした訊き方をしたら「日本経済の復調は堅いから長い目で見たら大丈夫だと思いますけど、安倍さんがどうも頼りないからといって(投信を)引き揚げて、利益確定をなさった方もございます」と即座に答えて大いに笑わせてくれた。資産運用をなさる方々はさすがに物の見方がシビアである。
 所信表明は安っぽい広告代理店が作ったプレゼンコピーみたいだったし、スピーチのたどたどしさは歌舞伎界の一山三文と陰口を叩かれてるダメ御曹司連中を彷彿とさせる感じなので、私はまだこの首相の政治信条を正面切って批判するほどの気も起こらないのだが、黙って投信を引き揚げた方々には頭が下がります(笑)。
 今や日本の首相にだれがなろうと経済はそうドタバタ動きはしないのだろうけれど、米国の不動産バブルに対する依存度は非常に高いような話を聞いて、危うきこと累卵の如しという感じは否めなかった。その米国のニュースをBSで見れば上院でも下院でもどうやら共和党の劣勢は避けられない様子で、大統領も民主党に変わる公算大のようだけれど、そうなると日本経済はどうなるのだろう。
 ところでビジネスに関わる人はだれしも日本にとっては共和党政権が有り難いのだというが、それは何故かについて私は明確な答えをもらった覚えがない。単に共和党と自民党のパイプが太いというだけの話なのか、それとも米国民主党は共和党より他国にシビアな方針を取るのだろうか、だれかきちんとわかりやすく教えてくださる方はいらっしゃいませんでしょうか?

 


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/188

コメント (2)


私は経済のことはわかりませんので、先生の質問には答えられないのですが、アメリカについて印象的だった日記をご紹介したいと思います。元日経新聞記者、現FACTA編集長、阿部重夫氏のブログーアメリカの没落1――寂寥の風景「アメリカに夢があると信じられない。アメリカというと私の思い浮かべるイメージは、荒涼とした平原に置き去りにされた無人のトレーラーハウスである。都市に林立するハイライズも、毒々しいラスベガスも、明るいカリフォルニアも、所詮は絵葉書の世界でしかない。」
http://facta.co.jp/blog/archives/20060314000103.html
でご覧になれます。アメリカについては1〜6と番外編がありますので、お時間がおありの時にぜひ。

投稿者 バルサミコ : 2006年10月04日 15:59

>ありがとうございます。さっそく阿部氏のブログをちょっとだけ覗いて、大昔に観た「パリ・テキサス」を想いだしました。まだ私が30代だったでしょうか、話題の映画だったので、当時親しくしていた友人4、5人と連れだって新宿の映画館に行って観たところ、この映画を気に入ったのはたった1人!で、あとの全員がどちらかといえば苦痛を感じてその1人を大いにイジメました(笑)。本当に日本では想像もつかない荒涼とした風景で、西部劇でよく観る開拓時代とアメリカはちっとも変わってないんだ!と驚いたものです。今もきっと刺激的なマンハッタンとは裏腹の退屈きわまりないアメリカがあるのでしょうし、だからこそ共和党が力を持ったりするのかもしれませんねえ。

投稿者 今朝子 : 2006年10月05日 09:30

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。