トップページ > 和総菜セット、もっちり豆腐、松茸ご飯の残り

2006年10月01日

和総菜セット、もっちり豆腐、松茸ご飯の残り

 乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
今日は2鞍乗って両方とも馬柄のいい馬に当たったので助かった。文字通り馬の性格は十馬十色で(といっても毛色と性格はそんなに関わりがないようだけど)、人なつっこい馬もいれば妙にタカビーな馬もいるし、生まれついての性格もあるのだろうが、馬は非常に記憶力がいい動物のようだから、生い立ちに由来するところが大きいのだろうと思う。人間に嫌な目に遭うとやはり警戒心が強くなるらしい。
 で、今日最初に乗った馬は相当な高齢馬だと思しいのにひどく甘ったれやで、この馬をいつも熱心にかまってる中学生くらいの女の子がいる。小3から乗馬を始めた彼女はもちろん私なんかよりずっと巧くて、馬装(鞍や手綱をつけること)に手こずっていると手伝ってくれたりするのでよく話すようになった。乗馬は年齢性別を問わずに同じレッスンができる唯一のスポーツといってもよく、老若男女が馬を通じて垣根をポーンと越えられる点も実に素晴らしいところである。
 今日わたしが最初に乗った馬を降りて水飲み場につないだら、さっそく寄ってきて「どうでした?」と訊くから「今日はよく走ってくれたよ」と答えると、とても嬉しそうにしている。「この馬はオトナだから助かるよね」といったら「オトナっていうよりお爺さんですよ。もう21歳だから、人間でいえば87歳かな」と、どういう計算かわからないけど、緻密な数字をはじき出した。そんな高齢だと訊くと乗るのが可哀想になるくらいだが、クラブにはもっと高齢馬がちゃんと走っているし、ボンボンという87歳のその馬は障碍ジャンプも出来て「今月この馬でわたし競技会に出るんですよ」というからビックリだった。
 ボンボンはもともと個人の所有者がいる自馬で、競技会に出るべく訓練されていたのに、何らかの事情で持ち主が手放して、当クラブで飼われることになったようだ。「せっかく訓練してたのに結局1度も出たことがないらしくて、それで終わるんじゃあんまり可哀想だと思って」彼女がなんとか1度は出してやるべくずっと訓練を続けてきたのだという。人間の勝手な思い入れだと言ってしまえばそれまでけれど、私は日ごろの彼女の熱愛ぶりを見ているだけに、その話を聞いて妙に心を打たれたのだった。
 馬は犬猫よりも当然ながら競技会の歴史が長いだけに、それに出してやりたいとか、勝たせてやりたいとかいう人間の思い入れがそんなにおかしくは聞こえないのであろう。そんなわけで、私はあと2時間後に迫った凱旋門賞で、なんとかディープインパクトに勝たせてやりたいのであります。


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/186

コメント (2)


大学の馬術部だった頃、調教途中の馬がいまして。
とても懐っこくて大好きだったのですが、その馬に乗っているだけでは私自身が上達しないし、私だけが乗っていたのではその馬の調教レベルも向上しないという、厳しい現実にぶち当たったことを思い出してしまいました。
つくづく、馬は、犬猫とは違うなぁって思います。
ロンシャンには行ったことがありませんが、シャンティのコースは歩いたことがあります。東京競馬場のターフなんかと比べ物にならないくらい柔らかくて深かった気がしますが・・・怪我しないといいなぁ、ディープ。

投稿者 猫並 : 2006年10月01日 23:13

>ああ、残念!本当にいいレースだったけど……。ゴール間際には深夜であることを忘れて叫んじゃいました。珍しいスタート先行が祟ったのかなあ。やっぱり入れ込み過ぎだったんでしょうねえ。でも立派な3位でした。ディープもほかの出走馬も皆ロンシャンの緑に映え、改めてなんと美しい生き物だろう!と感動しました。

投稿者 今朝子 : 2006年10月02日 08:32

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。