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2006年09月10日
ホイル焼き
中身は塩鱈、ジャガイモの千切り、甘長青唐辛子、エノキ茸、ハマグリ(久々に国産の天然物を見つけたのでゲットした)。味付けは酒と塩胡椒。スダチを絞って食す。
わが家は三軒茶屋の商店街に近いわりに周囲が緑に恵まれて、年に一度は必ず今日のようにベランダの壁に蝉が取りついてミ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンミンミンミンミンと凄まじい勢いで鳴いてくれる。蝉はたくさんいるからあれだけうるさいのではなく、たった1匹で100デシベル以上の騒音をまき散らして仕事を妨げる恐ろしい害虫であることに、私はこの家に住んで気づいたのであった。
蝉が鳴くのは♂だけで、♀は鳴かないから唖蝉というのであるが、あれだけやかましい求愛をされたら♀もさぞかしアゼンとしてるだろうなんて、野田秀樹レベルのダジャレしか出てこないのが情けない(笑)。
ところで昔モノスゴイおしゃべりの男友達がいて、私自身も相当な早口のおしゃべりなのだけれど、その私が彼と電話するとひと言も口を挟めないで30分は経過するという恐ろしい男であった。今はそこそこ有名人になっているので名前を出すと面白いが、さすがにそれは控えるとして、あるとき私はこんなおしゃべり男は一体どんな具合に女とそういう関係に持ち込めるんだろうかというようなことを考えてしまい、「ねえ、君、そこ座ったら。何か飲む?いい?じゃ音でも聴く?これいい曲よ。ねえ、暑くない?上着脱いだら。そう、楽でしょそのほうが。ベルトもきついんじゃない、緩めたら。そう、もう少し横になったほうがもっと楽だよ。ねえ、それでさあ、僕ね、ああ、ちょっとこれも取ろうか……」てな具合にずうっと耳もとでしゃべり続けられているうちに女は頭がボーッとしてきて落ちるのかもという結論に達した。蝉の♀もきっとそんな感じなのだろうと思うのであります(笑)。
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