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2006年08月29日
鉄火丼、アスパラガスの練り胡麻和え
鉄火丼は前にQPで見たのを想いだしながら作る。ご飯には海苔と万能ネギの小口切りを載せる。鮪には少し胡麻油を振りかけるのがポイント。タレは鰹出汁、酒、味醂を加えて作った土佐醤油。温泉卵をトッピング。
いやー、東京もまだまだ暑いのである。先週の土曜日に泊まった多治見という町はときどき真夏の最高気温が日本一を記録して話題になるが、たまたま乗ったタクシーの運転手さんはそのことを大いに嘆き、大体クルマが増えたのもいかんのですよと自己否定にもつながりかねないことを仰言ったので、私はなんとお応えしていいものやら困ってしまった。私とほぼ同世代か少し年上くらいに見えるその運転手さんは地球温暖化について深刻に憂いておられたが、「でもうちの女房なんかは、若い人たちがあとは好きなようにすればいいんじゃないのって言ってんですよ。私はさっさと死ぬからって。あと10年はともかく、20年30年先はもう見たくないから長生きはしませんて言うんですよ」と今度はやけに陽気な調子で仰言るもんだから、私はますます何も言えなくなってしまった。
40代半ばのわが妹もよく同じような発言を洩らすので、私はそれを軽いウツ症状だと判断していたのだが、その運転手さんの話でひょっとしたら今や中高年の大部分がこうした投げやり族なのかもしれないと思われて、ちょっと怖くなったのであります。
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