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2025年07月01日

夏野菜と厚揚げのオイスター醤油炒め、タコとキュウリの酢の物

炒めものは今日のQPで見た料理。1㎝厚に切った厚揚げの表面を先にこんがり焼いて取りだしておく。縦八つ割りにした完熟トマトをゴマ油で炒め、適宜にちぎったレタスを炒め合わせ、厚揚げを戻してオイスターソース、酒、砂糖、醤油、塩少々に胡椒とカタクリ粉と水を混ぜた合わせ調味料を回しかけて仕上げた。今日は半夏生なので、これにタコの一品を添えました(^^ゞ
けさ見たワールドニュースでは世界各局が暑い!暑い!言ってて(-_-;)南欧スペインでは40℃超え、フランスでも38℃を記録する熱波に見舞われたようで、昔は50年に1度の割で襲来したこの手の熱波が近年は気候変動で5年に1度と激増しているのだとか。この熱波に襲われている英国ではちょうどウインブルドンが始まって、選手にも観客にも苛酷な大会となっているらしい。その昔わたしが仕事でロンドンに1ト月ほど滞在していた時もウインブルドン開催中で、たしか男子はエドベリやベッカー、女子はナブラチロワやグラフが活躍していた時代だったように思うが、当時のロンドンではクーラーのある家がまだほとんどなくて、同行したカメラマンの青年がほとほと参っていたのを想い出す。今ではもうエアコンのない家はさすがに珍しいに違いない。ヨーロッパのみならずアジアも早々と酷暑に見舞われているのは日本でもわかるが、今日はお隣りの韓国KBSも国内の暑さがトップニュースだった。同局のニュースで注目されたのは、李在明政権下で再び文化政策に力を入れる方針になったらしい件で、韓国の映画や配信ドラマ、Kポップが世界を席巻するようになったのも金大中政権以来の革新派政党の政策が影響を及ぼしたものと思しいが、李在明政権は若手のアーチストにベーシックインカムまで導入する姿勢を見せたのが印象に残り、日本の政治家には想像の埒外なんだろうな〜と思われました(-.-;)y-゜゜


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『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』も、とてもいい映画です。
主役二人のうち、キム・ゴウンはトッケビとかヒット作で知られた人ですが、ノ・サンヒョンは『Pachinko』が唯一というような新人なので、検索すると、パチンコばかり出てきます
そこで初めて、原作の『Pachinko』が全米の本のすごい賞をとれるほどの話題作だったことを知り、日本語訳の本を買いました
アップル配信のドラマも見ました
面白かった
これが、日本ではまるで話題にならなかったことに、びっくりです
在日コリアンものとして、ほんとに、無視されてたんですね
だからなんですね
ドラマ化されたので、6月に早大の入試があるというのは、日本人からするとおかしいのですが、日本をよく知る人たちが「大丈夫、日本のマスコミは絶対にこの作品を無視するから、問題ない」と判断したのでしょう
結果、その通りになりました

投稿者 せろり : 2025年07月07日 22:40



2025年07月02日

ざる蕎麦とミニ天丼セット

久々に元ミセス副編の福光さんと近所の蕎麦屋で食事。最初は互いの近況や共通の友人知人の話をしていたが、やがて文字通りの四方山話となって、近頃は何処でもモンスターな人たちが出現して大変だよね〜という話から、そりゃ世界一の国の大統領がアレなんだから、世の中ムチャクチャになるわけだわよ〜と話していて、そういえば昨日のワールドニュース見てたらイーロン・マスクを南アに送り返すとか言ってるらしいよ〜てな話題で最後は大嗤いしてたのでした(^◇^;)




2025年07月03日

ふんわり豚しゃぶの薬味和え

今日のQPで見た料理。70℃くらいの低温湯で茹でた豚ロースしゃぶしゃぶ肉を酢醤油砂糖ゴマ油塩少々のタレをからめて、玉ネギの薄切りと縦割二等分にして斜め薄切りしたミョウガ、大葉の千切り、二等分にした貝割れ菜と和えただけ。今日のような猛暑日にピッタリの料理でした∈^0^∋
けさ見たワールドニュースでも欧州各局が暑い!報道を続けていたのは当然というべきか、ドイツの主要都市でも40℃超えを記録して、「風も吹かないから本当にきつい」と答えた街頭インタビューにはさもありなんだった(-_-;)夏場のこうした高温異常が常態化する懸念も持たれる中で、今後は建築法であらゆる新築、増築の建物に緑化スペースを義務づけるべきだという環境支援団体トップの発言を聞いて、ワタシがいささか意外に感じたのは、緑の党が連立政権に入っていたドイツなら、そんな法律はもうとっくに出来てて当然のように思えたからである。日本でも敷地面積1千平米以上の巨大ビルには一定の緑地面積確保を既に義務づけているはずだが、そこまで大きくないビルでも義務づけるとか、たとえば既成のマンションでも屋上に緑化スペースを設けたり、個人がベランダを緑で埋め尽くしたら補助金を出すとかすれば、ヒートアイランド現象もかなり収まるのではないかと思うのは、ワタシが大宮に引っ越した当時の夏は氷川参道から吹いてくる風のおかげでエアコンを使わずに済んだくらいだったし(その後周りにマンションが急増してダメになったけど)木立の多い川越の乗馬クラブでも陽が落ちると一気に涼しくなるのを体験済みだからであります(-.-;)y-゜゜
ところで明日はまた帰宅が遅くなりそうなのでブログの更新は明後日にします(^^ゞ


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> 個人がベランダを緑で埋め尽くしたら補助金を出すとかすれば…

わ、それ嬉しいです(≧∀≦)
実現のためには、マンションのベランダに水を流すことが許可されて(拙宅のマンションでは禁止)、古土の処理に困るマンション住民のために公的機関による回収とリサイクルが必要…

投稿者 Shironeko : 2025年07月06日 10:23



2025年07月05日

はぐらかしたり、もてなしたり

昨夜は世田パブのシアタートラムでiaku公演「はぐらかしたり、もてなしたり」を観た帰りに集英社の伊藤さん、眞田さんと渋谷のシノワで食事。写真は美味しかった鴨のコンフィ。
最近なかなか面白い劇作家の芝居に当たらないんだよね〜てな話を以前にしたら、眞田さんから「ワタシは横山拓也が結構面白いと思うんですけど」と勧められて今回主宰の劇団公演にお誘いを受けたところ、たしかに久々に大笑いして、まさに今ドキの男女関係の機微がみごとに映しだされたコメディを堪能したのだった。登場する何組かの男女は親子夫婦といった濃密な関係から、単なる同級生とか、たまたまその場に居合わせただけ程度まで様々あって、それぞれがまた何らかのかたちで別の組とつながりがあるという設定もごく自然に受け止められるほど全体にリアルな会話劇が進行する。にもかかわらずコミュ障的な人物や勝手すぎる人物が登場したり、それぞれがタイトル通りに相手を「はぐらかしたり」逆に意に沿おうとし過ぎる余り、まるで往年の不条理劇を見せられているような奇妙なドラマにも感じられ、ああ、これこそがまさに現代社会のありようなんだろうな〜と妙に納得させられるのだった。とにかく色んな意味で情けない男ばっかり出てきて、女はみんなそれに呆れつつも仕方なく許してしまうという展開も今どきの現実を反映するのだろうし、また出演俳優全員が役のリアリティを損ねないナチュラルな好演をしており、初めて観る役者ばかりなのに大変な親近感を持たせてくれた点でも名舞台だったといえそうだ。




2025年07月06日

えび雲呑麺と小籠包のセット 

乗馬の帰りに大宮ルミネ内の石庫門で会友のハフアラブMIXウラ嬢のオーナーOさんと食事。
キケンな暑さといわれた今週末も埼玉県下の馬場で愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンに騎乗。
激ヤセしたクリトンは意外と元気で相変わらず歩様のいい、つまりは後肢が躍動的な快走をしてくれるので「いや〜人間のほうが先にバテちゃいますよね〜」とA子先生に言いながらも最後は何とか径路走行までして終わらせたワタシ(^^ゞ2鞍目の単独騎乗では、お仕事が忙しくて最近めったに顔を出さなかったウラ嬢オーナーのOさんが現れたから、広いほうの馬場で久々に先生なしの単独騎乗による2人部班にチャレンジすることにしたところ、ウラ嬢がめちゃ張り切りだしたのは傍目にもわかるほどで「このウマ何だかちょっと怖いんですけど〜」と馬上のOさんは悲鳴をあげる始末。それでも先に速歩発進したので、ワタシもクリトンにぴたりと後をつけさせて、途中に手前変換や輪乗りを取り入れながら2人2頭で結構長めの距離を走行し、何せクリトンのほうが馬格が大きいためにどうしても歩幅を詰める恰好で走らせねばならず、クリトンがじっと我慢の走行をしてくれたのはさすがというべきだった。もっともOさんに言わせると「クリトンの足音がどんどん迫って来て、わーこりゃ怒ってるな〜って感じだからウララが前に行きたくてしょうがなくなっちゃって仕方なく」急に駈歩を始めだしたものの、ワタシはここでクリトンを行かせたら停める自信が全くなかったせいで速歩のまま追走し、その間Oさんはずっと駈歩を続けているし、ウラ嬢も最近は歳のせいかベテランのN先生やA子先生が騎乗しても駈歩が4節に落ちちゃいがちなのにもかかわらず、久々の騎乗でもやっぱり乗り手がオーナーだと張り切っちゃうのかずっと3節のちゃんとした駈歩をし続けているので感心して眺めていたら「ちょっと気分悪いから下りるね〜」と声をあげたOさんが突然走行を中止(!_+) 下馬した顔を見たら真っ赤で、聞けば手足が震えて寒けもするしで「ああ、熱中症になっちゃった!」とは本人の弁。その後すぐにクラブハウスへ駆け込んでキュロットを弛めたり水で手を冷やしたりスポーツドリンクを飲んだり等々の手当を自らした結果、すぐに元気になったから良かったものの、ヘタしたら救急車で運ばれてお医者さんに「こんなキケンな暑さの中で何してるんだ!」と怒られちゃうところだったかもの始末で(^0^;)それにしても今日のワタシはずっと追走でいつもよりラクしてたので平気だったのはともかくも、下馬後のクリトンは鼻を大きくふくらませてフガフガしていたにもかかわらず、駈歩をし通しだったウラ嬢が息も全くあがらずケロッとしてたのはビックリでした。「久々に騎乗したから熱中症っぽくなったのよね〜きっと」と弁明したOさんも久々の騎乗でしかもよく見ればスニーカーを履いて乗ってて当然拍車もないのに駈歩を熱中症になるまで継続していたのはご立派としか言いようがありませんでした(-.-;)y-゜゜




2025年07月07日

ビーフハンバーグステーキ

新宿のミラノ座で鄭義信作・演出「泣くロミオと怒るジュリエット2025」を観る前に文春の内山さんと近所のカフェで食事。帰宅が遅くなったので芝居の感想は明日書きます!




2025年07月08日

泣くロミオと怒るジュリエット

新宿ミラノ座の鄭義信作・演出「泣くロミオとジュリエット2025」はオールメールキャストで一見ロミジュリをパロったコメディかと思いきや、存外しっかりと原作の穴を穿った戦後80年の今年に観るにふさわしい作品だった。ロミオもジュリエットも、マキューシオやティボルトやベンヴォーリオも原作通りの名前で登場してほぼ同様の行動を起こすのだが、その舞台となるベローナの街は戦後の大阪とおぼしき設定で、三国人の集まりと見られるモンタギュー愚連隊と、警察にも通じている日本のやくざキャピュレット組の抗争が背景となる展開はやはり鄭戯曲ならではというべきか。キャピュレット組がモンタギューのフェイク情報を撒き散らして異民族排斥しようとする展開も実に今日的な問題提起といえそうだ。マキューシオを殺して、ロミオに殺されるティボルトが戦場で負った心身の深い傷や、神父ならぬローレンス医師が戦時中に同胞民族を裏切っていたことなど、共に戦争と結びついた暗い過去を吐露するシーンがあるのもまた鄭戯曲ならではだろう。原作は不和な両家に生まれた男女の悲恋がストレートに描かれるが、この芝居は原作よりも「ウエストサイド・ストーリー」に拠った側面がありそうで、二人が結ばれようとすることによって二人の周囲がどれほど傷ついてしまうかをぐっと掘り下げて描き、誰からも決して祝福されない恋から逃れられない二人の悲劇的運命が粛々と進行する恰好で、主な登場人物それぞれに確たる人間ドラマが設定されているせいもあってか、出演者各位が熱演し好演して観る者を飽きさせない。意外なほど可愛らしく見せたジュリエット役の柄本時生と吃音症のロミオを真摯に切々と演じきった桐山照史には感心させられたし、ジュリエットの乳母とティボルトの内妻を兼ねたソフィア役の八嶋智人がハイテンションで舞台を盛りあげるパワーや役作りの器用さにも圧倒されたし、ほかにも舞台全体の重石となっているローレンス役の渡辺いっけいや原作にはないやくざの若頭ロベルトに扮した和田正人の怪演ぶり、原作より深みのある人物像を創りあげたベンヴォーリオ役の浅香航大などなどキャスティングの的確さが戯曲に相俟って好舞台を印象づけたといえそうだ。演出面では「ウエストサイド・ストーリー」や蜷川演出を敢えて剽窃しているように見えたのがご愛敬でもあった。




2025年07月09日

井上八千代の会

今夜は赤坂の紀尾井ホールで「井上八千代の会」を観て、久々に会場でお目にかかった松竹元専務の大沼さんとホテルニューオータニでお茶して帰宅が遅くなったので、この舞踊会の感想は明日書きます<(_ _)>




2025年07月10日

井上八千代の会

昨夜紀尾井小ホールで催された「井上八千代の会」は当代家元が五世八千代襲名後初の東京公演とあってキャパ250の同ホールだとチケット入手も困難な状況だっただけにいささか勿体なく、せめて国立小劇場ありせば…といった気持ちにまずならざるを得なかった。ともあれ座敷舞いには恰好の舞台空間といえるのかもしれず、お辞儀した姿勢で幕が開いて半身を起こした瞬間、当代の八千代が祖母の先代四世八千代そっくりに見えたのは驚いた。幕開きの演目は義太夫節による「萬歳」で、井上流はふつうこの演目を地唄で舞い、〽徳若に、御萬歳と…以下の件りはわたしが以前に習った地唄のそれとフリもそう変わらない気がした。つまりは、わたしが習えたくらいの初心者でも出来る易しいフリであるにもかかわらず、当代八千代の舞いぶりは、ああ、コレはこんなに面白い舞いだったのか!と感嘆させられ、改めて当代もまた名人の域に近づきつつあることを思わずにはいられなかった。当代は先代と違って弁が立つので、続く「対談」でもほとんど独りで話すかたちだったが、やはり井上流の見方というか、どこをどう鑑賞すればいいのかまでは本人の口から話せないのも無理はないけれど、現代の観客にはそこが巧く説明されないと井上流の凄味は伝わり難いだろうと思う。かつて武智鉄二師はいわゆるナンバの身ぶりが多い井上流を身体の裡に溜め込んだエネルギーの勁さといった点で高く評価したが、その揺るぎない身体の構築と切れ味の良さが当代の身上でもあって、少なくとも「萬歳」は座敷舞いというコトバでイメージされる情緒的で嫋嫋とした女性の舞踊とはおよそかけ離れているのは体感した者しか理解できないところかもしれない。最後に舞った「水鏡」はいかにも座敷舞いらしい静謐な演目ながら、これもまた情緒ひと筋ではいかないところが当代の真骨頂というべきか。水鏡に映しだされた自身の心情を纏綿と綴るかに見えながら時にハッとするような客観もして皮肉な味わいの舞いに仕上がっていた。ほかに当代の後を継いだ長女の井上安寿子が地唄で「鉄輪」を、長男で父の後を継いだ観世淳夫が同じく「鉄輪」を仕舞いで演じ分ける趣向があったのも面白かったし、安寿子の舞は網代笠を手にした前半の道行が素晴らしく、出だしの運歩はまるで中有の闇を踏むがごとくに見えたものの、後半の生霊となってからの件りでは執拗な情念のエスカレーションといった感じまでは見受けられなかったのがいささか残念だったとはいえ、今後に大きな期待を持たせた舞台でもあった。




2025年07月11日

ソーセージのトマトスパゲティ

今日は窓を開けたら半袖だと寒いくらいで、エアコンを一度も使わずに済んだ涼しさだから久々にお湯をしっかり沸かしてパスタ料理を(^^ゞニンニクの薄切りと鷹の爪をオリーブ油で炒めて粗挽きソーセージ、玉ネギスライスを炒め合わせ、アンチョビを加えて調味してから粗みじんに切ったトマトを入れて煮溶かし、茹で汁を少し加え茹でたパスタを投入してからめ、仕上げに粗挽き黒胡椒を振っただけ。ソーセージは翻訳家の松岡和子さんに頂戴した富澤精肉店製だから、こんなシンプルな料理でもめちゃ美味しく食べられました∈^0^∋
今日の涼しさは昨日の雨天のおかげで、わが家の周辺は久々にしっかり降ったという感じで済んだからホントに有り難かったのだけれど、ニュースを見たら同じ関東でも明らかな水害になった地域もあるようだから一概に恵みの雨とは言いがたいのだろう。とはいえ今朝のワールドニュースでフランス2を見たら、先日マルセイユで起きた山火事の傷痕が生々しく映しだされ、例年7/14のパリ祭では各地で必ず花火が打ち上げられるのに、今年はそれを中止した地域が続出とかで、異常気象による水攻めも困るけれど、火攻めはもっと深刻そうな気もしたのだった。フランス2は続けて国内におけるバターの急騰を報じて、それも乳牛が炎暑で弱って搾乳量が乏しくなっているせいらしいので、気候変動のもたらす世界的な食糧危機が改めて強く懸念されたのであります(-.-;)y-゜゜




2025年07月12日

めかじきステーキトマトバルサミコ

今週のQPで見た料理。めかじきに塩を振ってしばらく置いてから水けを拭き取り、薄力粉をまぶしてオリーブ油でソテーする。バルサミコ酢、赤ワイン、醤油少々、胡椒を合わせて煮詰めてソースを作り、半分か四等分にしたミニトマトを加えて煮溶かし、バターを加えてソテーしためかじきにかけて仕上げる。付け野菜はベビーリーフ。意外とカンタンに出来てオイシイのでオススメ!
食事しながら見たTBSの報道特集は来ル参院選の問題点や争点を指摘。まず都議選で参政党が躍進した背景に排外主義的な風潮が顕在化しだした問題を取りあげたが、この手の風潮が実に皮肉にもグローバル化している現実は海外ニュースが大いに伝えるところで(-。-;) 何処の国でも、何時の時代でも、政治家が経済弱者を釣り上げるために撒く恰好のエサとして機能するのは言うまでもなかろう。ただ昔と違って救いがあるのは情報のグローバル化も進んでいることで、アメリカファースト!を唱えてる自分勝手な金髪オヤジが人一体どんな連中に支持されているかも今は我々目にしっかり触れるので、戦前の日本みたいに、いつの間にかほとんど全国民が国粋主義に流れてしまうようなキケン性は少ないのではないか?と今はまだ多少楽観視しているワタシです(^^ゞ
今度の参院選の最大の争点になっている物価対策に関連して、そもそも今日の物価高がアベノミクスによる円ジャブジャブ政策に直接起因することは、野口悠紀雄氏の言を待たずとも周知のところだけれど、野口氏はそれ以前2000年代初頭に中国の飛躍的な進出で日本の製造業が安売りに走らざるを得なかった事情から政府が円安誘導に踏み切った点を指摘されていた。つまりは政府に保護された恰好の日本の製造業にはイノベーションが起こりにくかったとすれば、結果としてそれも失政になるのだろう。戦後ほぼずっと国政を担い続けてきた自民党は、わたし世代から見ると、高度経済成長の遺産で異様に長続きしたあげく、その遺産を食い潰してもなお延々と政権を手放さなかった結果が「失われた30年」なんだろうな〜と思うばかりであります(-.-;)y-゜゜




2025年07月13日

キンパ&チヂミと&チャプチェ&ヤンニョムチキン弁当

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
気温差が激しかった今週末も埼玉県下の馬場で愛馬オランダのおじさんクリトンに騎乗。今週は木曜日の大雨で埼玉がぐっと冷え込んだから、昨日の1鞍目も涼しい馬場での快適な乗馬を楽しめるはずが、クリトンは一体どうしちゃったの(@_@;)という最近にないグダグダぶりで、A子先生の下乗りでも後肢が余りついてこない感じだったし、わたしが騎乗したら一応バッと勢いよく発進してはくれてもすぐに歩様が崩れて自分でストップし「見てたら後肢がちょっと捻転ぎみなんですよね」とA子先生。「それでも歩様がだんだん良くなってるので続けて下さい」と言われて騎乗し続けたところ、途中からえらいグダグダし始めて自分勝手に出入口に行ってストップする始末。ここまで拒否るのはよほど馬体の調子が悪いのかも(-。-;)と心配されてレッスンを早めに切りあげた次第。実は昨日はワタシも不調で、急に涼しくなったため却って暑さ疲れがどっと出て寝過ぎたせいか頭痛もしたから、クリトンもきっとその類だろうと判断し、今日は再び炎暑に戻った馬場で単独騎乗を試みたところ、昨日より力強い走行を示してくれたのは何よりでした(*^^)vもっとも20分もすれば途中でやたら止めたがるのはジジイ馬のサボり癖かも(-_^:)と思いつつ、無理はさせないで放牧したら、ゴロンゴロンと寝転んだあと炎天下でしばし佇立。こんな暑い時期は涼しい木陰で休めばいいものを、なぜか直射日光を燦々と浴びる暑い場所でボーッと佇んでいるのはどの馬も同じだから、あれは一体何をしてるんだろう(?_?)と他の会員さんともよく話題になって、きっと自分で虫干してるんだろうね〜という結論にいつもなるのでした(^0^;)


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うちの乗馬クラブでも、涼しかった金曜から日曜、そして今朝にかけて、馬の反抗がすごかったです。
暑すぎる時は、反抗する気持ちもなく必死で、涼しくなった時にイラッとしたり疲れたりするのでしょうか。

投稿者 みたか : 2025年07月14日 15:29



2025年07月14日

ズッキーニと鶏肉のスパイシー炒め

今日のQPで見た料理。大まかに切った鶏もも肉を塩で下味してゴマ油でこんがりと炒め、ニンニクのみじん切りと半月切りしたズッキーニを炒め合わせ、粗挽き粉唐辛子とクミンパウダーと塩の合わせ調味料を振り混ぜて仕上げた。カンタンに作れて真夏に持って来いの味わいなのでオススメ∈^0^∋
食後に見たBS-TBS報道1930は崩壊に瀕した日本の医療現場を特集。この問題は以前にNHKの特番でも取りあげて非常に深刻な事態だと痛感させられたが、同番組でも高度医療設備投資と維持費で大学病院の経営が診療費で賄えなくなっている現状や、ワークライフバランス重視の世代が長時間勤務の外科医や地方勤務医を拒否りだしている実態等を取りあげて、一方で大都市のクリニックは多すぎたりするところから、さまざまな意味で医師の偏在化が問題になっている点を指摘し、今後その是正を図る必要があるとのこと。わたしも乗馬クラブで何人かの医療従事者と知り合って、極めて良心的と思われたその人たちから医療現場の話を聞くに、今どき見ず知らずの若いお医者に診てもらうのはちょっと怖いかも(@_@;)という気がしていて、もちろん優秀で良心的な若手の医師も結構いらっしゃるのだろうし、今まで胆石の手術や鼻骨骨折や帯状疱疹や歯科治療では幸い良い先生に当たって健康に何の問題もなく今日に至っているとはいえ、やっぱ今後のことは非常に懸念されるところであります(-.-;)y-゜゜




2025年07月15日

茄子と肉団子のうま煮

適当に作った手抜き料理だが(^^ゞ一応レシピを。斜めに切れ目を入れた茄子と獅子唐辛子をゴマ油で炒めて湯を注ぎ、麺汁とみりんで調味して、豚ひき肉に塩とおろし生姜と長ネギのみじん切りとカタクリ粉を練り混ぜて作った肉団子と共に煮込んだ。
プーチンに転がされちゃってることにやっと気づいたかのように、トランプ君がロシアに最後通牒らしきものを突きつけてNATOを通した武器供与に踏み切った件は「注目すべき転換点」として、けさのワールドニュースでも欧州各局が大きく取りあげていたが、中でもドイツZDFはロシア特派員の見方を伝えて、トランプ発言の最中にもロシアは意外に株価が騰がったくらいだし、プーチンはほとんど意に介さず今まで通りに戦争を続行するとのこと。晩ご飯後に見たBS-TBS報道1930もこの問題を取りあげて内幕を詳細に報じた上で、ロシアは戦争がもはや目的化しているために終わりは全く見えないものの、これまでいわば軍需景気で潤っていたかに見えるロシア経済自体はかなり疲弊してきている現状を伝えていた(-.-;)y-゜゜




2025年07月16日

ビーフカレー、アスパラガス&ソーセージボイル

カレーは市販のレトルト。ソーセージは富澤精肉店の手作り野菜ソーセージ。松岡さんから頂戴した美味は今日で全部食べ尽くしてしまいました∈^0^∋(;。;)
食後に見たBS-TBS報道1930は現役世代の大きな負担となっている社会保険料の問題を検証。逆進性のある社会保険料が上がったのは要するに政府が消費税増税できなかった穴埋め、つまりは一種のステルス増税であることを、元自民党税制調査会のドン野田毅氏も証言した。そして消費税がそれほど忌み嫌われている理由は、それが実は事業者から徴収されているにもかかわらず、あたかも消費者が直接搾取されているような錯覚を起こさせる点で、本来は「売上税」だったはずのネーミングを「消費税」に替えたのは、自民党が支持基盤である中小企業経営者を納得させる詐術だったという解説にはナルホド(!_+)だったし、当時は「福祉税」とネーミングする案もあったのに、それだと福祉が敵視される恐れがあるとして橋本龍太郎が反対したので流れたのだとか。要は自民党政府が本当のところをきっちり説明せずに騙し騙し何とか凌いで来た結果、政府に対する信頼度が非常に低い国という国際的な調査結果もあるようで(-_^:)何しろ巨額の財政赤字を抱えた国だというのは今や周知の事実だからして、結局、政府が国民の信頼を取り戻すのはもうムリかも(-。-;)な感じで番組が締めくくられたのは何とも言えませんでした(-.-;)y-゜゜




2025年07月17日

豚ひきとセロリの春雨炒め

今日のQPで見た料理。ゴマ油で生姜のみじん切りと豚ひき肉を炒め、戻した干しエビと縦半分にしてから長めの斜め薄切りにしたセロリを炒め合わせ、干しエビの戻し汁と同量の酒、味醂、醤油で調味し、千切りにしたレタスの葉を加えて仕上げる。香辛料、たとえば胡椒や鷹の爪を加えてもいいかもです(^^ゞ
食後に報道1930を見てたら旧友のモリから久々に電話があって、すっかり話し込んでしまいました(^0^;)1ト月弱のイタリア・フランス旅行を無事に終えて帰国したモリは、イタリアのコモ湖畔にある知人宅で2週間ほどホームステイした経験を面白おかしく話してくれて「とにかく朝昼晩の食事を全部作って下さったんだけど、それが毎回ちゃんと前菜からデザートまでのフルコースなんだよね〜ホント感心しちゃった〜」とのこと。食事の豊かさや機能的なデザイン性に関しては非常に優れている国なのに、電車の切符を買っても「必ず来るとは限らない」というエクスキューズが印刷されていたり (!_+) 結構ちゃんとした感じ人たちが何を約束しても片っ端から忘れられちゃったりもして「超いい加減なとこもスゴいのよ〜。色んな国民性があるんだな〜って実感!」と話し、ただし仏伊共に環境問題意識の高さは日本と比べものにならず、ゴミは極力出さないように、余計なものは絶対買わないようにしていて、冷房もほとんどの家にないばかりか、いくつか訪れた有名な美術館でさえ冷房がなかった!のには驚かされたくらい、やはりこの夏のヨーロッパの酷暑は尋常じゃないのを体感したらしい。熱心なカトリック教徒でもあるモリはバチカンの修道院にも泊まって新教皇の謁見も写メし、聖フランシスコ出身の聖地アッシジを訪ねたりもしてキリスト教文化のエッセンスを満喫。下段の写真はイタリアの街で見かけたトトロをモチーフにした食器で「想像以上に日本のアニメ文化も浸透してるんだってわかったわよ〜」とのことでした(*^^)v




2025年07月18日

鶏胸肉のねぎピーナッツだれ

今日のQPで見た料理。粗く砕いたピーナッツと小口切りした万能ネギとニンニクのみじん切りを同量の黒酢醤油ゴマ油、砂糖少々で和えてタレを作る。レンチンしたもやしを敷いた上に、削ぎ切りにして塩で下味しカタクリ粉をまぶした鶏胸肉を茹でて載せ、タレをかけて食す。鶏胸肉は繊維を断つように切って沸騰させないお湯でじっくり茹でてしっとり柔らかく仕上げるのがポイント。
食後に見たBS-TBS報道1930は参議院選直前の情勢を報じて、従来の岩盤支持層だったはずの農業票ですら危うくなっているらしい自民党だけに、もはや与党の過半数割れ必至という分析結果は当然というべきか。今まで自民党のものだった保守票が今やキワモノっぽい参政党に流れるのは、保守党に嫌気のさした英国民がリフォームUKに走ってる感じとスゴく似た現象だよね〜と個人的には思っていて、つまりは英国の保守党も日本の自民党も共に近年はさすがに人材難が見え見えになってきたせいなのだろう。所詮オックスフォード出のパリピだったボリス・ジョンソンの後釜が超ポピュリスト的な政策に暴走して英国経済をメチャメチャにしそうだった時点でさすがにコリャダメだ(-。-;)と保守党を見限っちゃった人が多いだろうと思う一方で、世襲バカのオンパレードでずっと凌いで来た自民党が米騒動でコイズミjrを担ぎだして、イシバの次はコレで行きますからと見せつけられたらそれでも嫌気の差さない日本国民のほうがどうかしているとしかいいようがないし、おまけに絵に画いたようなポピュリスト政策で選挙前に2万円ばらまくと言われてそれを歓迎するほど無邪気な日本国民も今どき少ないかと思われます(-.-;)y-゜゜
ところで明日はまた帰宅が遅くなりそうなのでブログの更新は後日にします(^^ゞ




2025年07月20日

中村京蔵 青嵐の會『新版 山月記』

昨晩はタイトルの自主公演を目黒の喜多能楽堂で観る前に元米朝事務所の大島さんと食事して、終演後は会場でお目にかかった翻訳家の松岡和子さんともご一緒に近所でお茶して帰宅が遅くなりました。
中村京蔵は彼が歌舞伎役者になる以前に武智鉄二師の門下として知り合い、かれこれもう半世紀に及んだ親交を保つ歌舞伎俳優だが、蜷川シェイクスピア劇にも出演していた関係で松岡さんとご縁が出来たため、2年前にやはり自主公演したラシーヌ作『フェードル』を松岡さんとご一緒し、その舞台が大変理に適った意外なほど素晴らし舞台だったので、松岡さんがその感想を述べる会食をしようと提案されて、その日にちまで決まっていたのに、彼がここ数年抱えてきた持病の検査入院で思いのほか難病だと判明したために生憎流れたのだった。
本業の歌舞伎以外にも、「勘定奉行」CMのギャラを注ぎ込んだ毎年の自主公演で野心的な舞台を試みて盛んに気を吐いていた彼が、以来、闘病生活で舞台出演自体がめっきり減って非常に心配されたが、今回ようやく中島敦原作『山月記』の再演で自主公演を果たしたのは、本人のみならず、彼の舞台を観たさに会場を埋め尽くした数多くの関係者やファンにとっても感無量の出来事だったに違いない。余りにもよく知られた作品なのでストーリー紹介はしないけれど、主人公の李徴も友人の袁傪も着附袴で登場し、中島敦の文章をそのまま活かした会話と義太夫の語りにガムラン音楽の効果音を交えた舞台はシンプルにしてストレートに原作の思いを伝えていた。文学者の野心と挫折、孤高にして狷介な魂の有り様を吐露した原作が、舞台化によってより普遍的な人間の苦悩として表現されたともいえる。終演後のトークで、難病の克服が実は大変困難なため、あと何回舞台に立てるか不安な心境を吐露した京蔵は、虎にならずに人間としてとどまれる時間がどんどん短くなる李徴の心境に、初演よりも深く重ね合わせることが出来たと告白したのも本公演の非常にドラマチックな要素だったといえなくもない。そしていつか誰の身にも何らかのかたちで訪れるであろう普遍的な人間の孤独と苦悩を表現してあるが故に、『山月記』は現代人にまで知られる名作となったのを改めて感じさせられた一夜でもあった。