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2017年02月01日

鶏肉のガーリックオイルソテー

昨日のQPを参考に作った。ガーリックオイルは去年訪れた高松でゲットした小豆島産。鶏もも肉は埋もれた脂をこまめに取るのがQPのオススメ。塩胡椒して15分くらい置いてからソテーする。長く置くと塩けが強くなるのでNG。付け野菜はQP通りに作ってみた。カリフラワーを強火で炒めてからプチトマトを加え、塩胡椒して白ワインを振りかけて蒸し煮にする。
トランプネタはもう書くのもウンザリ(-。-;)昨日は久々に築地市場移転問題に関するニュースもあって、仲卸組合の新理事長に移転慎重派の人物が選出されたというのはタイミングとして無理もない気がしたが、この移転をめぐるスッタモンダに私は何だかずっと不安な気持ちを抱いており、それというのも時代小説の読者はよくご存じながら、魚河岸はもともと日本橋にあって、それが築地に移転する際にも移転派と非移転派に割れて大変なスッタモンダがあったのである。で、なかなか始まりそうもなかった移転を強引に決したのは関東大震災だったのです(-。-;)


コメント(1)

今、ちょうど読んでいた『バブル』(永野健二)に、関東大震災の直前、房総に遊びに来ていたお金持ちが海水の色がいつもと違うのに気づき、不吉な前兆と思って東京に戻り、大事なものを安全なところに避難させて、震災による損失を免れたというのを読んだばかりでした。「海の色が変わった」というようなことがあったのですね。

そしてまた、この本にはバブルの後半に始まったウォーターフロント相場にも言及してます。豊洲に広大な土地を持つ石川島播磨重工業、東京ガス、日本鋼管が御三家と呼ばれ、東京湾岸に不動産を持つ企業の株が土地の価格だけで買われたと。
なんか連綿と現在につながっているのかも・・・。

投稿者 せろり : 2017年02月02日 00:05



2017年02月02日

とろける湯豆腐

QPを参考に作ってみた。出汁に重曹を入れただけで豆腐を煮込むと表面が溶けて豆乳鍋のような感じになるらしいが、重曹をゲットして後の使い途を考えるのは面倒なので、市販の「とろ〜り湯豆腐鍋スープ」を用いて、QPに教わった3種のタレで食す。白ネギの輪切りに醤油を馴染ませたもの。練り白胡麻をポン酢で溶かしたもの。干しエビとザーサイを粗みじん切りして胡麻油で和えたもん。いずれも鍋によく合うのでオススメ!
旧友のモリから今日また電話があって「こないだの話だけど、民主党支持者はやっぱり暗殺なんかしないみたい」というのがダンナと話し合った結論らしく「まあ、私が願望してるわけよね〜だってアタマ来て眠れなくなっちゃうんだもん」とのことで、またしてもトランプネタになりました(^^ゞ けさのBBCは入国禁止令に関してはっきりNO!を表明してもなおかつ英国民はメイ首相がトランプ訪英をオファーした件で非難していると報じたが、わが国では昨日の国会でこの件が取りあげられたものの、野党の追及にアベ首相は「内政事項だからコメントする立場にない」の一点張りで逃げ切れてしまったのだから甘い国というべきか。もっとも日本はこれまでも移民の受け容れが非常に厳しい国だから、それゆえこの件でコメントしずらいのは理解できる。ただ質問に立った民主党議員の一人から「この件に関してノーコメントだと各国首脳からおかしいと思われるような気がしませんか?」というような質問が飛んで、それに対して「皆さん僕のことはそんなふうには思ってられませんよ」と返したのはいかにも日本人ならではで、とにかく人間はどうあるべきかという観点がすっぽりと抜け落ちて「自分が他者からどう見られているか」だけを規範とする民族的DNAは根強いものがあると申せましょう(-.-;)y-゜゜


コメント(1)

 私はこの一件を褒める事も腐す事もできません。
 日本としては出来うる一手でやっているし、下手にも上手にもコメントしたら許さんと相手が激怒しそうだし。
 ただ、相手が相手だけにお手並み拝見と思いますが、多分半数以上期待する対応はしないだろうと諦めています。

投稿者 nao : 2017年02月02日 22:26



2017年02月03日

鶏肉の柚胡椒焼き

石原洋子先生のレシピ本を見て作る。お酒で溶いた柚胡椒に鶏もも肉を15分ほど漬け込んでから魚焼きグリルで火を通すだけ。柚胡椒の塩分だけで調味できる。皮には二度塗りするといい。ピーマンも一緒に焼いて付け野菜にする。超カンタンなのでオススメ!
節分の日に鬼ならぬ狂犬長官が来日し、安保条約第五条に尖閣防衛が含まれる旨を明言したと、NHKはまさに鬼の首でも取ったかのように速報テロップまで出して大げさに伝えたものの、本人のナマの声は聞かせなかったので、これじゃ官邸の捏造を疑われても仕方ないよな〜なんて思っちゃったのは、けさ見た韓国のニュースでは北朝鮮に対するコメントを同長官の肉声でしっかり伝えていたからである。トランプ君とシュワちゃんのバトルなんて、どうでもいいようなことを伝えるヒマがあったら、肝腎の箇所の肉声をはっきり聞かせてほしいもんである。ところで昨今の日本政府は恐露病ならぬ恐中病にかかったがごとく、対中防衛で米国にすがりまくろうとしてる風に見えちゃうのだけれど、トランプお嬢のイヴァンカさんは現在春節のまっただなかに中国を訪れていて(中国大使館のマチガイでしたf(^ー^;)娘のアラベラちゃんはなんと五歳で早くも漢詩を中国語でいえるほどの親中派ぶりをアピールしたようである。それにしてもマチス長官が日韓を訪れている間にイヴァンカさんが訪中して東アジア情勢のバランスを取ろうとするあたりは、トランプ君にはなかなかの策士が付いてるのかも?と思われたのでした(-.-;)y-゜゜


コメント(2)

今朝子さま、彼女らは訪中したのではなくて中国大使館を訪問したはずですよ~
私も初め勘違いして確かめましたから

投稿者 姫りんりん : 2017年02月04日 07:41

姫りんりん様

なるほど、そうだったんですね。春節の映像とだぶったので勘違いしてました。ご指摘ありがとうございます!

投稿者 今朝子 : 2017年02月04日 07:55



2017年02月04日

肉じゃが

無水鍋で作ってみました(^^ゞ
世界中がトランプ君に振りまわされた一週間(-。-;)就任してまだ二週間なのだから今後を思うとますます不安(__;)とはいえ二週間も経つのに政権人事は一向に進まないようだし、与党共和党内部にも異論噴出だから、暗殺はともかくも弾劾や何かで早期退陣する可能性の信憑度も高いようだが、BBCにいわせるとまともな閣僚は現実的な政策を勝手に着々と進めており、その間にトランプ君は相変わらずツイッターで勝手なことを一方的にほざいているのだとか(?_?)
ともあれ、こんな先行きの見えない段階で17兆円もの寄付を決めた日本の首相こそ戦前なら右翼に暗殺されてもおかしくない感じだけど、今どきのネトウヨは2chに悪口を書き込むのがせいぜいなのかも。それにしてもトランプ君ばかりでなく他の首脳も反論にやっぱりツイッターを使ってしまうのはちょっとふしぎで、世界中の人類の言動が総体的にかるーくなってしまったのは(他人のことは言えませんが)、何をするにも簡単ベンリな世の中だから、何でも安直に考えがちになるのだろうか。でもって、安直に考えてしまった国民の選んだ元首が安直な考え方をするのは理の当然というべきなのでしょうか(-.-;)y-゜゜




2017年02月05日

5種のアミューズ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今週も1鞍目は相変わらず愛馬オランダの子クリトンに騎乗し、「今日は基礎の練習をしてください」とS先生に言われて、大きな輪乗りの中で5箇所に置かれたカラーコーンの周りで巻乗りするのを何度か繰り返したあと、馬場全体を使ってコーナーで巻乗りするのをこれまた何周か繰り返したらそれだけでヘトヘトになり、ふくらはぎの腓腹筋がメチャ痛くなったのはこの間ずっと半減脚を使い続けたためで「これくらいで痛くなるのは、やっぱり今まで使って来なかった筋肉なんでしょうねえ」と言われたワタシf(^ー^; クリトン君の場合、軽速歩だと腰の上げ下げを遅らせることで何とかペースをゆっくり保つことできるようにはなったが、静反動で半減脚を使い続けるのは正直まだ相当な苦痛である。とはいえ彼の超パワフルな駈歩を一人でコントロールするには、今まで使ってない筋肉を鍛えてでも何とか半減脚をしっかり使いこなせるようにしないといけない。今はまだ調馬索でキープしてもらいながらようやく輪乗りを二十周くらいは持続できるようになったものの、その際にもまずは先生に1時間くらい下乗りをしてもらっており、「15歳の馬っていうと、ふつうもう少し収まってるはずなんだけど、この馬ホントに15歳なんですかねえ」と先生に首をかしげさせるほど年齢に比して力が有り余ってる感じのクリトン君なのである。でもって体力面ばかりでなく精神面での年齢も疑われており、他の会員さんからも「やることがまるで仔馬ですよね〜」と笑われる始末。今週は初めてのお使いならぬ初めての放牧をしてもらい、他の馬たちは放牧されると跳ね回ったり転げ回ったり少しキケンな感じになる子もいるくらいなのに、クリトン君は人間の側をなかなか離れようとせず、側を離れたら途端に心細くなるようで、他の馬場にいる馬たちを見て鳴きまくったりするので、その幼稚さをまたまた皆さんに笑われていたのでした(^_^;)
2鞍目はお馴染みのデカ鹿毛オー君に騎乗しての部班レッスン。当クラブは人数が少ないせいもあっていつも相当に技倆の違う人同士で部班を組むのだが、今日は全日本ジュニアにL2課目で出場するモエカちゃんがアリ嬢に騎乗して先頭を務め、2番目がワタシとオー君で、3番目は乗馬歴わずか半年のTさんが超デカ鹿毛トロッターのリラ嬢に騎乗。この極端な3部班で20×60mの馬場をまずは速歩で横木と巻乗りを繰り返して準備が整ったところでいよいよ駈歩レッスンに。ここからはさすがにTさんは参加せず、モエカちゃんとワタシの2部班になるも、広い馬場なのでわざと離れて駈歩を試みていたら、ワタシの脚が疲れていたせいもあって駈歩が長続きしないため、S先生が業を煮やして馬間隔を2馬身程度に接近して駈歩をするよう指示。最初はアリ嬢もゆっくりめの駈歩をしていたのでこちらも何とかついていけたのだけれど、デカいオー君は歩幅が大きいために次第に接近を余儀なくされ、神経質な牝馬のアリ嬢は背後から馬が来るのを非常に嫌がるため、いきなり後ろ蹴りして逃走モードに突入。その瞬間にオー君のスイッチが入って60mの長蹄跡を全力疾走しだしたから堪らない。完全にかかっちゃた状態で、ひえ〜と悲鳴をあげたくなるような超高速の駈歩?襲歩?でも何とかバランスを崩さずに持ち堪えられたのはクリトン君で練習を積んだおかげだろうか。「死ぬ気で馬を右に向けて!」と先生の声が飛んで、オー君の首を外方に向かせたら失速し、何とか停止させられて落馬せずに済みました(^0^;)乗馬は体力面でも鍛えられるけど、時にこういうことがあるので肝が据わって、精神面もしっかり鍛えられるスポーツであります(^^ゞ




2017年02月06日

ブリ大根

今日のQPの提案は大根を煮る前に油を落としたフライパンで色づくまで焼いておくこと。ブリは煮る前にもちろん湯通しで霜降りにしておく。
けさのワールドニュースは久々のフランスネタで、仏の桜井さんみたいな極右政党のルペン党首がいよいよ大統領選に向けての決起集会を開いたとのこと。本命候補であるべきはずの中道左派は超不人気で支持率が伸びず、中道右派の候補は身内のスキャンダルで失速するなかで、極右のルペン党首と左派系リベラルの若手マクロン氏が一騎打ちの様相を呈しており、現段階ではまだマクロン氏が優位との報道にひとまずホッとした次第。もしルペン大統領が誕生したら E U 瓦解の方向に進んで欧州がますます大混乱し、世界情勢のさらなる悪化につながるのは目に見えているから、今後も何とかフランス国民の良識に期待したいものである。
ところで同じ選挙でも世界情勢にはほとんどつながらない千代田区長選挙は大方の予想通り小池支持を得た現職の圧勝に終わったが、自民党が担いだ候補はこの人でホントに勝てる気なのかしら(?_?)と首を傾げざるを得ず、そういう候補を立てたところからして自民党はやはり政治を家業と認識している政党としか思えないのであった。でもって、そんな政党を支持する人たちがまだまだ多いということは、日本社会がいかに家業感覚を脱しきれていないかの証左ともなるのでしょうか(-.-;)y-゜゜


コメント(1)

 本当にアメリカでも国粋主義という考え方のような事が幅を利かせているのを見るとぞっとします。自民党は色々な考え方の人が集まっているようなのでそれほどダメな政党とは思いませんが、これを支えている方は基本的に国粋主義な気がします。時代遅れなのかもしれませんが、現在のようにネットの無い時代であればそれは覆すのは難しいですが、妙な事にネットユーザーの方がその考え方を推進したい感じがします。人それぞれとは思いますが、遠くから見ていると分かりやすい気がします。多分。トランプ支持を上手に操っている気がしますが、これは実を結ばないような気がします。
多分現在にも良識のある方がきちんと意見を言えば覆らないのではと期待します。なかなかそうはならん日本社会で生きてきたので自信はありません。
 話は変わりますが、政治を家業と考える方を私は嫌いな事が多いですが、他の分野なら好きな人が多いような気がします。

投稿者 nao : 2017年02月07日 00:53



2017年02月08日

足跡姫

2/7は池袋の東京芸術劇場でNODA・MAP公演「足跡姫」を観劇後に音楽ライターの守部さんとお友だちの小川さんと食事して遅くなったのでブログは更新できませんでした(^^ゞ
「足跡姫」は往年を彷彿とさせる言葉遊びも好調で、近年の野田作品では最も自然な筆の運びが窺える秀作といえそうだ。三、四代目出雲阿国一座と由井正雪の乱をからめて芸能と権力のありようが語られる一方で、この世から消え去る宿命の人の命と人が残した「足跡」というさらに普遍的なテーマが紡がれて、舞台にある道具は何もかもがニセモノのように、その死もまた本当でないことを切実に祈りたかったであろう十八代目中村勘三郞に対する野田のオマージュが、美しいラストシーンで阿国を喪った後も台本の筆を執り続けようとするサルワカ勘三郞の姿に託されている。サルワカの役には妻夫木聡のピュアな持ち味が活かされているものの、作者は果たしてそんなにピュアな存在なのかという不審に応えるべく?由井正雪の死体役の古田新太が幽霊作者即ちゴーストライター役も兼ねる趣向。宮沢りえは芸能の真髄を体現する阿国と、権力に対する「反骨」の剣を隠し持った足跡姫を歌舞伎のいわゆる「双面(ふたおもて)で演じる趣向だが、両者の演じ分けが今一つくっきりとしない憾みもあった。


コメント(1)

2010年9月に、東京芸術劇場で野田マップの「表に出ろいっ」を観ました。勘三郎さんと野田さんのあまりにもテンションの高い演技には、ただただ圧倒されて、こんなにテンションの高いお芝居を続けていたら命が!と思いました。今月歌舞伎座での、かわいらしい勘太郎さん、長三郎さんの襲名の舞台は、連日満席の盛況で、命のつながれていく歌舞伎の世界を実感していますが、来週「足跡姫」観劇の予定なので、勘三郎さんにささげるオマージュの舞台がどのように展開するのか、松井先生の足跡を参考にして観劇できる嬉しさを感じています。
先日の木下歌舞伎の舞踏には、やはりすごいものを見たとしか言いようがありません!!

投稿者 順子 : 2017年02月08日 16:43



2017年02月08日

豚肉とレンコンのトウチ蒸し

昨日のQPを参考に作ってみた。粗みじんに切って酒に浸しておいたトウチと醤油、オイスターソース、砂糖、塩胡椒少々、胡麻油、カタクリ粉を混ぜ合わせたタレに豚肉とレンコンをからめて電子レンジで蒸した。Q P は素材をブロック切りにして蒸し器を使ったが、私は電子レンジで簡単に作りたかったので豚肉もレンコンも薄切りに仕立てた。レンコンは水にさらして澱粉を除き、豚肉はさっと湯通しをして余分な脂を落として使うのがポイント。
入国禁止の大統領令が憲法違反かどうかを司法の場で争うことになった米国の現状を見て、想い出されるのは E U 離脱通知に議会承認が要るかどうかをやはり司法の場で争うことになった英国事情である。結果、最高裁でも議会承認が必要とされたとはいえ、離脱が議会でひっくり返されるような混乱はなさそうな英国に対し、米国では大統領令がもし最高裁で却下されたら一体どういうことになるんだろうか?てなことを考えてしまいました(-.-;)y-゜゜
ところで今週は観劇が重なって、明晩も帰りが遅くなりそうなのでブログの更新は明後日になります<(_ _)>さらにその明後日も観劇の予定で、要するにブログは内容が一日ずつ後ろへずれる形になります(^^ゞ




2017年02月10日

エンドレス・ショック

2/9は帝国劇場で堂本光一主演の「エンドレス・ショック」を観劇後に「シアターガイド」誌のインタビューを受けることに。2000 年からスタートした同公演が1500 回に達する記念の特集記事で感想を求められた。オファーを受けた際は何故こんなオバサンの感想を (?_?)と思いながらも、話のタネに一度はナマで見ておきたいという気持ちでお引き受けしたのである。「シアターガイド」誌が刊行される前にここで詳しい感想を書くわけにもいかないので、ご興味のある方は同誌の4月号をご覧戴きたいが、ナマ歌ナマ演奏の懐かしい感じすらする意外なほど正統派のレビューショーでありながら、とにかくワイヤーアクションをふんだんに用いた光一のカラダ張ってる感がスゴイ\(◎o◎)/! いわばショービジネスの原点ともいえて、ファンなら何度も訪れたくなるのがわかる。一応わかりやすいバックステージ物風のストーリーも用意されているが、今回の趣向で面白かったのはシェイクスピアのセリフをちりばめた幻想のシーンで、部分的とはいえ光一にはその大時代なセリフをしっかり聞かせるだけのエロキューションもある。風貌や二枚目半みたいな感じは染五郎に似ていて、一度ホンキで「ハムレット」をやらせてみたいと思ったりもした。ただ本人は地方にも回るこの公演で年間スケジュールの半分が埋まってしまい、それで亡き蜷川幸雄氏とのご縁も生じなかったらしいのは返す返すも惜しまれる。


コメント(1)

私は光一くんの腹の底から響き渡るような「絶望して死ねぇーーーー!」に惚れているので、光一くんのシェイクスピアを一度観てみたいという思いに同感です。光一くんは、あまり知られていませんが、実は声優としての才能もあったりと、素晴らしい声の持ち主だと思っています。
染五郎さんに似ているという評が嬉しい。舞台で観る染五郎さんは、本当にかっこいいし、声もいい!歌舞伎界のプリンスとジャニーズのプリンス、先日のテレビドラマ「陰陽師」でご縁があったのは嬉しいかぎりです。
蜷川さんとのご縁がなかったのは、スケジュールのせいでしたか…。光一くんの身体は1つしかないので、SHOCKに捧げるものが大きければ大きい分、SHOCKは成長するけれど失うものもあることが、ファンとしてはもどかしくもあります。

投稿者 yukiko : 2017年02月11日 19:14



2017年02月11日

陥没

2/10はシアターコクーンでケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出「陥没」を観る前に代官山の「ヤマノヒツジ」で米朝事務所の大島さんと食事。ここは大島さんのお友だちが最近オープンした店で、グルテンフリー食材オンリーのおいしい和定食風ランチセット等を提供し、一体これで採算が合うの (!_+) と言いたいリースナブルさでした(*^^)v
ところでケラの芝居は当たり外れもあるとはいえ、個人的には今やっぱり観ておきたいと思える数少ない作家の一人で、別に作風が似ているわけではないが、その昔、吉田戦車のマンガにハマッタ時のような快感が得られて、今回も大いに笑かしてもらった。もっとも今作はタイトルから想像されるようなブラック度は低くて、むしろファンタジー色の強い甘みの勝った仕立てである。一応 1964年の東京オリンピックをモチーフとしてその時代を背景にしてあるものの、それとは余り関係なく、例によってクセのある登場人物たちの微妙にずれた会話の妙が楽しめる。幽霊の登場や、「真夏の夜の夢」的な一目で惚れるクスリ、誰もが本音を吐いてしまうクスリといった、笑える会話の反則ワザが多すぎるのも、まあご愛敬としておけるのは、出演者によって狂騒的な雰囲気の盛りあげに成功しているからだろう。メインストーリを担う人物よりも脇の個性を光らすのがケラの芝居の特徴ともいえて、今回は常連の犬山イヌコをヘンにもてる中高年女性に設定したこと。いかがわしいウザキモイ人物をやらせたら今この人がピカイチと思える生瀬勝久や、おっとりした口調で人物のズレ加減を遺憾なく表現した緒川たまきのチョイスが功を奏しているといえそうだ。




2017年02月11日

カレーうどん、ブロッコリーとカリフラワーのホットサラダ

ホットサラダは前に見たQPを参考に炒めたベーコンと茹でブロッコリーとカリフラワーと玉ネギスライスを合わせて自家製フレンチドレッシングで食す。カレーは幻冬舎のヒメから前にもらった五十六カレーのレトルトを使用。
今週は芝居を三本も観て仕事が結構きつきつで、おざなりな晩ご飯になったのは、何を隠そう実は週明け早々にまた釧路の外乗に行くからでした(^^ゞ
極寒の季節に雪上で馬を走らせる快感の初体験は2014年の年末で、その時に同行した人事部のSさんから「また行きませんか?もうこの先はどうなるかわからないので、出来る時に好きなことをしとこうと思って」というお誘いを受けたのは昨年トランプ大統領誕生が決まった頃。私は年齢的にも雪中外乗をこの先楽しめるかどうかわからないので、せっかくのお誘いを有り難く思って同行を決意しました。というわけで週明け早々に出立し、それまでに片づけなくてはならない仕事も山ほどあれば、旅行の準備が全然できていないので、今日からしばらくブログの更新を中断し、遅くとも17日には釧路紀行で再開する予定です<(_ _)>
 ところで今週日本のハイライトニュースはやはり日米トップ会談だが、閣僚人事さえまだ難航している米政府とあって、日本政府もアベボンフンイキ外交の最たるものにならざるを得ないのは当然だろう。確か前にもこういうことあったよね〜と想い出したのは、世界の嫌われ者プーチンに敢えて接近したこと。今回も世界に危険視されてる今こそトランプに取り入るチャンス!と見てるのだろうが、プーチンの時は完全な思惑外れに終わり、お土産までドッサリ用意して臨んだ今回は果たしてどうなることやら(?_?)京都の妹のように「今トランプと仲良うしたら日本がテロに遭いそうで怖いわ」といった危惧をお持ちの向きもあるに違いない。それにしても今日NHKBSがワールドニュースを放送せずお正月番組の再放送みたいなもんでお茶を濁してたのはなんでやねん(-_^:)と思っていたら、散歩しててたまたま目に飛び込んだ日刊ゲンダイの見出しに「日米首脳会談を米メディア酷評!」とあったから、そのせいだったんでしょうか(◎-◎;)
ともあれ日本のテレビニュースを今や余り信用できなくなった私が今週のワールドニュースで気になったのは、シンガポール放送が中国の海洋進出と武力装備をわりあい詳細に伝え、トランプ政権の軍事筋が結構それに神経をとがらせているから両国は今や一触即発の危機にあるように報じたことである。
何しろ自制心が欠如してる半分ビョーキみたいな人が一国を率いているだけに、今は突然何が起きてもフシギはない気がするし、もし何か起きたら「戦闘」の定義さえ曖昧にしたがる防衛大臣を擁した日本が一体どんな巻き込まれ方をするか想像するのもコワイものがあります(-。-;) 




2017年02月17日

釧路行2017/2

二月中旬の北海道といえばふつう最高気温でも氷点下が当たり前の極寒シーズン。へたしたら猛吹雪にも遭いかねないと懸念されつつもチャレンジした今回の釧路湿原どさんこ外乗でしたが、やっぱり晴れ女パワー炸裂で、防寒ウエアを着てたら熱いような気温にも恵まれて、初日にまず訪れた炉端焼「ひょうたん」のおかあさんも「今年はほんとにずっと寒かったのに、今朝子さんはよっぽど日頃の精進がいいんだね」とのこと。今回はかじかの肝和え、氷下魚の干物、じゃがバタ、刺身の五点盛り ( アカガレイ、ニシン、ハッカク、イカ、帆立貝)、蒸しメンメ、ヤナギガレイの干物、焼き牡蠣、芋団子をぜ〜んぶおいしく戴きました∈^0^∋
とにかく暖かいので人間以外の動物も皆マッタリしていて、外乗中かつてないほど色んな動物たちを多数目撃\(^O^)/おまけに雪が深くてハンターが出没しないせいか、騎乗した人間を恐れずに平気で傍にやって来ます。かくしてキタキツネを5匹、タンチョウヅルを4羽、オジロワシ1羽、ハクチョウやエゾジカは数えきれないほど間近で沢山見ることができて、エゾジカは初写メに成功 (*^^)v
ところが通常より暖かければイイことばかりとはいえず、ふつうなら積雪が乾燥してパウダースノーになるはずなのに、本州並の湿っぽい雪になって馬を走らせてもパウダースノーがキラキラと舞いあがることはなく、いったん溶けて氷化して滑りやすくなった場所も見られて結構スリリング。ともあれガイド役の角田さんと川崎さんを信じて、ここでの愛馬タワシ頭の大ちゃんと互いに協力しながら山の上り下りを無事に済ませられたのは何よりでした。
このシーズンはまたタンチョウヅルが餌を求めて沢山集まって来るので、世界中の観光客がここへ押し寄せるのですが、中にはマナーの悪い人たちもいて、何かとトラブルがあるらしいのは地元にとって痛し痒しといったところでしょうか。さらに今回は「ひょうたん」のおかあさんから聞いた漁獲高減少の話とも併せて地球温暖化を如実に感じさせられましたし、たまたま見たTVのローカルニュースでは高レベル核廃棄物処分場の設置を受け容れる地元がいまだ全国的に皆無という実情が報道されるなどして何かと考えさせられることの多い旅行でした(^^ゞ


釧路湿原クイズその1 下の写真の中に保護色で隠れてるエゾジカは何頭でしょうか?


タンチョウヅルも結構いい映像が撮れました(*^^)v



コメント(6)

無事ご帰還なによりです。
ひょうたんはぜひ一度は行ってみたいですね。
えぞ鹿は5頭とお見受けしました。

投稿者 天 : 2017年02月17日 22:09

美味しそうなメニューに食べてみたいと食欲満開になりました。焼き牡蠣や蒸しメンメの写真があったら涎を拭うのが大変だったと思うくらい美味しそうです。
 エゾジカは六頭では?と思うのですが当たっているかしら?。
 核廃棄物の処分場もそうですがサソリが立ち往生して動かせなくなったという記事に私は今週げんなりしています。
 東電の斜陽も地下水(放射線を含んだ)の海洋流出もごまかし続け、責任は取りたくない、汚染は進行している、政府が庇ってくれるのは当然という電力会社が忌々しい。
 トランプ君?も頭が痛いですが、それにすり寄る日本の総理にも妙に頭が痛い。知らないことを教えてくれているとは思いますが、ええのか?それで・・。
 最近、原発の処理についても、福島の状況についてもほとんどメディァが報じませんが多分報じる訳にはいきませんよね。持ちつ持たれつ良い関係をアベとトランプのように保たないといけませんよねと諦念しています。

投稿者 nao : 2017年02月18日 00:21

エゾジカは四頭?正解発表は無いのでしょうか?もっとたくさんいるような気もするしはっきり数えられそうな気もするしで正解が気になります(笑)。

投稿者 nao : 2017年02月19日 22:52

エゾジカの頭数、正解はなんと六頭でした\(^O^)/

投稿者 今朝子 : 2017年02月21日 20:48

六頭!!\ (a0a )/

投稿者 天 : 2017年02月22日 09:14

 正解発表が嬉しい。天様のコメントも嬉しい。ありがとうございました。

投稿者 nao : 2017年02月22日 21:48



2017年02月18日

豚肉と白菜の中華風うま煮

QPのレシピを参考に作ってみた。豚肉は塩、酒、生姜汁を揉み込んでカタクリ粉をまぶして先に炒めておく。白菜の芯を蒸し炒めして柔らかくしてから葉先と斜め薄切りした長ネギ、椎茸( Q P はキクラゲ)を炒め合わせて肉を戻し、水を加え、酒醤油砂糖塩少々胡椒で調味して煮込み、ウズラの卵を入れてカタクリ粉でとろみをつけ、仕上げに香り付けの胡麻油垂らす。
今週は北海道に行った時点からず〜〜〜っと金正男氏殺害事件で持ちきりのTV報道(-。-;)今日ようやく北朝鮮の関与を決定づける容疑者が逮捕されたようだが、シンガポール T Vの報道では殺害現場となったマレーシアは北朝鮮と国交を結んでいる数少ない国の一つで、関係にひびが入らないようなるべく穏便に事を収拾したいらしいと報じていた。もっとも遺体の引き渡しは拒否していて、北朝鮮の大使が居丈高にそれを非難。結果どうなることやらだけれど、とにかく韓ドラ時代劇にハマッタ私としては、李氏朝鮮時代には太宗とか世祖とか光海君とか兄弟殺しちゃった王様が結構いたよね〜でも今は21世紀なんだけど(◎-◎;)と思わざるを得ませんでした。ところで今週は韓国もまたサムスンの李在鎔副会長逮捕や韓進開運の破綻といったニュースが飛び込んで来て、政治に引き続いて経済も不安な要素が顕在化し、いずれも財閥の世襲制そのものに限界が来ているような感じで、北朝鮮と併せて血族世襲の弊害が露わである。以て「他山の石」とすべき日本なのではないでしょうか!(-.-;)y-゜゜




2017年02月19日

5種のアミューズほか

乗馬の帰りに大宮ルミネの総菜売り場でゲット。
釧路でどさんこ外乗をした今週末もいつものクラブで乗馬(^^ゞお相手もいつもの愛馬オランダの子クリトンだが、今週は見ちがえるほど乗りやすくなってるのにビックリ(!_+) 駈歩はまだ調馬索でキープしてもらいながらとはいえ、しっかりと座り込んでの収縮駈歩がなんとかこなせるようになったし、速歩なら巻乗り、肩内、三湾曲ヘビ乗りが割合ラクにこなせて、調馬索キープだと片手手綱でも乗れるようになったのは本当にオドロキで、当初は両手でも手綱が非常に重く感じられて1鞍40分間も持ち続けられず、途中で何度も音をあげて、騎乗した翌日は乗馬を始めた時と同じような全身の筋肉痛に見舞われたくらいだったのである。S先生に言わせると「馬がハミに甘ったれてるんですよ」とのことで、要するにクリトンはハミを頼りにし過ぎて自分でバランスを取ろうとしない馬だったらしく、それを三ヶ月間で今日みたいに乗りやすくされたS先生の調教はやっぱスゴイ\(◎o◎)/と思うことしきり。というのもクリトンはこれまでセントジョージクラスの競技馬として過ごしてきた馬で、以前の持ち主はそれなりの強い乗り方をなさっていたのだから、私のような軟弱な乗り手は本来乗りこなせなくて当然の馬なのであった。それを私でも乗れるような馬に仕立てて、尚且つ競技馬としてもそこそこの成績を収めるようにするというのがS先生の目標で、来月は御殿場の馬場馬術競技会にもチャレンジする予定なのだとか。もっとも先生の調教も大変だけど、双方を求められるクリトンも大変なはずで、それでもなんとかキレずに調教されているのは性格がとってもイイ馬だからだろう。とはいえレッスン終了後は犬みたいに人の顔をベロベロ舐めて甘えたり、周りに知った人がいなくなると鳴きまくったり、とにかくやることが仔馬っぽ過ぎて、先生としては競技会に連れて行くのがちょっと恥ずかしくなるような感じの馬でもあるらしく「KWPNの馬場馬だったらもうちょっと優雅に振る舞ってほしいですよね」とのこと。当クラブにはサラブレッドでセントジョージの径路が踏めるアリ嬢(写真)がいて、見るからに賢そうな顔をしているのだけれど、片やクリトンは「これで競技会に出なかったらただのアホな子ですよね」というしかないホゲ〜とした顔をOFF状態では見せるのでした(^◇^;)
ところで馬場馬術競技というのは馬のフィギュアみたいな競技ですが、今夜は四大陸大会で惜しくも逆転優勝はならなかったものの、羽生結弦の圧巻のフリー演技に見入っておりました。


コメント(1)

クリトン君は味のある馬ですね。私は自分が変わり者だからか、優等生の人間の子どもや、馬よりは味のある方が好きなような気がします。
 極端な子は得意分野で優等生より優れた動きをするかも?と期待します。

投稿者 nao : 2017年02月20日 00:40



2017年02月20日

刺身の盛り合わせ、のどぐろの塩焼き、野菜の炊き合わせ、生野菜、鴨の治部煮、海老しんじょ揚げ、焼き鯖の棒寿司ほか

新潮社の小林姐さん、田中ノリオ君と大宮東口の魚匠基で会食。
わが母親の半生をモデルにした新作「べっちょない」第一部戦中篇は「小説新潮」6,7月号に連載することになり、さて第二部戦後篇の執筆はいつから?というツッコミが今日大宮を訪れた姐さん一番の目的だったのだろうが、当然こちらはそれをかわすべく、トランプネタを始めとする世界の憂慮問題をどど〜っとぶちかまして、そんなこというたかて今後は世の中全体もうどうなるかわかりまへんで〜!的なフンイキを振りまきながら、とにかく集英社とのお約束もあるけれど、年内にはなんとかするつもりで〜す!とお約束した次第(^^ゞ
ところで「べっちょない」というタイトルは関西人ならご存じだろうけど、全国的には通じないコトバだと思うので一応説明しておきますと、漢字で書けば「別状ない」つまりは異常がないから大丈夫というようなニュアンスで用いられていました。最近はさすがに使う人も少なくなったのではないかと思われますが、日常的に身近でまだ使ってらっしゃる方があればどうぞお知らせください。


コメント(2)

失礼致します。
いつも松井様の作品を楽しみにしております。

さて、私は大阪市で生まれ育ち、兵庫県明石市に嫁いで30年以上過ぎたのですが、こちら明石では、今でも50代以上の方が使われるのを耳にします。

ご参考まで。

投稿者 茜空 : 2017年02月21日 01:51

茜空さま

早速のお知らせありがとうございます!まだ使われていることがわかったのは嬉しい限りです。

投稿者 今朝子 : 2017年02月21日 08:21



2017年02月21日

トマトすき焼き豆腐丼

QPがときどき放つ妙ちきりんな料理。牛脂をひいたフライパンでトマトの水煮缶をしばらく煮て酸味を飛ばし、酒砂糖、醤油、味醂で調味して牛肉、斜め薄切りにした長ネギ、春菊の順に加えて火を通し、これを温めた木綿豆腐にかけて食す。豆腐は水切りしてから電子レンジにかけること。豆腐をご飯代わりにした糖質制限タンパク質豊富なヘルシーメニュー。
今日の夕方はクロワッサン誌の森部さんとお馴染みのライター一澤さんがわが家にお見えになってインタビュー取材をお受けした。京都の仏像特集で、私は子供の頃にほぼ毎日欠かさず拝みに行ったご近所の仲源寺目疾み地蔵と千手観音をご紹介。千手観音は平安時代に作られた重文で、行きずりに重文が見られるなんてここくらいじゃないかと思うので、祇園界隈を訪れた際はお立ち寄りをオススメしたい。ほかにも近所の甘味処やお土産や京都の洋食、洋菓子等々についていろいろと訊かれたので、詳しくはクロワッサン4/10号をご覧ください。




2017年02月22日

鶏肉と白菜の柚子マリネ

昨日のQPで見た料理。出汁に砂糖、醤油、塩少々、鷹の爪の輪切りを入れて煮立て、柚子の絞り汁と酢を加える。このマリネ液に、酒醤油生姜汁を揉み込んでこんがり炒めた鶏もも肉と、塩を振って電子レンジで柔らかくなるまで加熱した白菜を漬け込んで、仕上げに柚子皮の千切りを散らす。
今日は鈴木清順監督の訃報に接して、正直いえば、まだ存命だったんだ!といささか驚いてしまった。享年 9 3 歳は今どき決して驚くような長命ではないからして、単に私が最初に見た時に実年齢よりも年かさに思い込んでいたということらしい。「ツィゴイネルワイゼン」を東京タワーの下に設置された銀色のエアドームの中で観たのはまだ松竹に在籍していた頃で、つまりは4 0 年近くも前の話なのだけれど、故人は当時も同じような風貌で記憶されており、こんなお爺さんにこんな斬新な映画が撮れるなんて!という驚きがあったから、要は老け作りの人だったのだろう。一緒に観たのは後にジブリ制作「おもひでぽろぽろ」の原作者となった劇作家の岡本螢で、観たあとはお互い何がなんだか話がさっぱりわからない!といいつつも昂奮でおしゃべりが止まらなかったのを想い出すし、映像の一コマ一コマがくっきりと胸に刻まれて、その後も現実のちょっとインパクトのある風景によく「まるで清順の映画みたい」という形容詞を冠せるようになったものだ。思えば当時は演劇界も寺山修司が健在だったし、前衛的とか斬新さに対する希求が作り手と享受する側双方にあったのだろう。二十代をそうした文化的な刺激が盛り沢山な時代に過ごせたことは、何にも代えがたい貴重な経験として今に有り難く感じる次第であります。




2017年02月23日

鯖の胡麻ネギ味噌焼き、レンコンの梅肉和え

鯖はQPで見た通りに調理したが、焼き過ぎミスで写真だと何がなんだかわからない形状の物体と化してしまいましたf(^ー^;鯖は塩してしばらく置いてから水けを拭きとり酒をまぶして焼くこと。味噌に砂糖醤油味醂、おろし生姜、ネギのみじん切り、すりゴマを混ぜ込んで焼き鯖にトッピングして再度火を通す。レンコンは茹でて味醂醤油を混ぜ合わせた梅肉と和えただけ。
今週コレまだやってんの!と思ったニュースは金正男殺害事件ではなく文科省の天下り問題で、前にも書いたように、今になってこの件の追及が厳しくなったことにはちとひっかかるものを覚えるのだった。何しろ文科省ばがりが狙い撃ちされているのは、昔から三流官庁と言われていただけに、さほど優秀なキャリアがおらず脇が甘くて追求しやすい上に、いくら叩いても産業界に直接的な影響を及ぼすことはあるまいと判断されているからなんだろうか?それとも現政権が戦後の民主主義を踏まえた日本の教育のあり方を抜本的に見直すべく、従来型の残滓ともいえそうなOB官僚の影響力を一掃する手に出ているんだろうか?あるいは官庁叩きも今後は文科省に留まらず、現政権はこれを機に各省庁の不祥事を次々と明るみに出して綱紀粛正を図るつもりなんだろうか?日本はアジアでは珍しく金銭がらみの汚職が少ないとはいえ、もっとたちが悪い天下り天国だけに、汚職摘発で民心を掌握しようとした習近平の真似っこというべきか、現政権はホンキで天下り摘発に乗りだすつもりなんでしょうか(-.-;)y-゜゜


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 味噌みりん砂糖を使ったものは焦げやすいですがこれは焦げをそっと取れば美味しかっただろうと思います。
 文科省の天下りは今朝子様ほどの深い考察は出来ませんでしたが、妙に叩きすぎというか文科省だけの問題にして流している感じがいけ好かない感じです。
 金正男はテレビでは捉えたことが無いですが新聞や雑誌を見ていて、誠実ないい人だったのかも?と思えてきました。難を言えば情勢を見て取り入る能力に欠けていたかもしれず。
 これが間違っていなければ、北朝鮮の異母弟は馬鹿な選択をしたのではないかと思います。この人を味方に引き入れていれば、少しの諫言はされたかもしれないけれど、絶対裏切らない心強い味方になっただろうに多分自分に損になる選択をしたのではないかと興味が湧きました。

投稿者 nao : 2017年02月23日 23:12

限界集落というのはよく聞きますが、実は限界大学というのもあるようです。存続自体が危うい私立大学が増加していて、消えていく大学も多いとなれば、そこに天下ってた人たちはジエンドなんでしょうかねぇ。
なんというか、そういう人たちは不満あるだろうけど、こんな大物の人たちで、ちゃんと存続する大学に天下っても安泰じゃないんだから、神妙に運命を受け入れなさいよ、という戒めなんでしょうか。

投稿者 せろり : 2017年02月24日 17:02



2017年02月24日

モンジャ焼き、ネギ焼き、鶏肉の柚子胡椒焼き、豆腐とじゃこのサラダ、MIXやきそば

お茶の稽古の帰りにPメディアの三村さん、ペヨトル工房の今野裕一氏と麹町の「文字平」で食事。
今日は午後3時から神谷町で税理士さんと青色申告の打ち合わせでマイナンバー制度の不備をさんざん話題にし、お茶の稽古場では南座と祇園甲部歌舞練場の建て替え問題をこれまたさんざん話題にして、同世代の今野さんとは昔懐かしアングラ演劇の話題で夜遅くまで盛り上がって、帰宅したらグッタリなのでブログは短めにしておきます<(_ _)>


コメント(1)

マイナンバー制度の不備?そういえばすっかり忘れていましたが、時々マイナンバーは?と聞かれることに遭遇するのですが、「すみませんちょっと分かりません」と言うと全く追及されませんでした。
 私は今日相模原殺傷事件の記事を読みずいぶん昔から思っているような気がするけれど、犯罪者の精神鑑定をするなとは思わないが、精神障害のため責任能力が問えないと言う事件は今後無いと思う。それを加味した様に考えた方が良い事件は三十年位前にはあったかもしれないが激烈に変容した気がするが、精神障害を持っている人を取り巻く状況は変わっている。加えてこれも昔から思っているが、精神障害があろうが無かろうが罪を犯したならその気持ちがどうであったかなど他人からは推し量れないから精神判定は必要ない気もする。一番実感しているのは、キチガイも普通も紙一重だから医師が判断するのも半分くらい正しくない気がする。法律にキチガイの罪は問わないとある気がするが、それは廃止するべきだと思う。
自分の身内がそれに関わったら辛いものがありますが、精神的に不安定だろうが安定していようが、殺人など被害者に落ち度がないにも関わらず犯罪を犯したら罰するべきだと思う。
 私は変わり者だから、普通の人からしたらキチガイだけど・・。今の社会状況では廃止すべき文言だと思う。

投稿者 nao : 2017年02月25日 00:23



2017年02月25日

豚肉と小松菜と厚揚げの炒め物

前にQPで見た超イージーな料理。上記の具材を炒め合わせて醤油と味醂で調味し、仕上げに花かつおをトッピングするだけ。
今週はついに「マレーシアも我慢の限界に達した」とシンガポールTVが報じた金正男殺害事件が日本のTV報道番組を席巻した観があるが、その合間にちらちら出てくる森友学園の国有地払い下げ問題で紹介された籠池理事長の顔がこの人だれかに似てるよな~そうだ!都知事選の選挙違反で逮捕された田母神元幕僚長と同系かも?と思い当たったワタシである。籠池氏も日本会議の役員らしくてウヨクバリバリの教育をなさっているようだが、そうした教育に深い感銘を受けた首相夫人もいらっしゃるこの国の行く末が案じられてならない。
もっとも今は日本ばかりでなく世界中にウヨクが蔓延していて、今週はオランダで躍進する極右政党のウイルダース党首の顔もよくTVに登場し、この人も何だかだれかに似てるよな~ああ、そうだ!英国のEU離脱を煽るだけ煽ってバックレたファラージ党首と同系なんだと思い当たり、こうした見るからにウサン臭い人相の人物に惹きつけられてる集団の顔がまた新興宗教にハマってる人たちのそれに似てるのは何ともいえない感じがした。要するに近代においては国家主義もそれなりの思想として意味を持っていたが、人類がいやおうなく地球での一体感を求められる現代では、思想というより宗教としての役割しか果たし得ないということなのかも。
ともあれ日本の右翼も戦前は頭山満とか内田良平とかそれなりの風格がある人相の持ち主がいたものだったが、今や日本人としての品位を全く感じさせない顔の人に国粋主義を唱えられてもどうよ!であります(-.-;)y-゜゜


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国有地払下げ問題についてはメディアが及び腰だからなと思いますが、ふざけているとしか言いようがありません。まだ五年経っていないのに土地を売り買いした書類を処分したと朝日新聞で書かれていました。個人が売り買いした土地ならそれでも文句はありませんが国が売却した土地は税金収入にプラスされることなのでしょう?。このあたりにマスコミが決して追求しない利権の闇がありそうで興味津々です(多分野党は上手に総理を追い込めない可能性が強そうですが)。
 総理もその妻も理事長まで引き受けておいてなあなあで幕引きが出来そうですが、新聞に出ている総理の言い訳が理が通らずこれで幕引き出来るのか興味が湧きます。
 日本会議と言えば現在の東京都知事もそうですよね。今していることが悪いとは思いませんが私はこの方も信用できません。
 人相に関しては現在の選挙ポスターで見る限りは私はどいつもこいつも上滑りの信用できそうにない人と思っていますが、田中角栄だって私はなぜか好きでも信用も出来ませんでしたので私の見る目も勘ももっともっと鍛えこの人ならと思える方に出会いたいです。
 

投稿者 nao : 2017年02月25日 23:07



2017年02月26日

20品目のコブサラダ、焼きまんじゅう

今日は日曜日でも乗馬三昧ではなく講演のお仕事で群馬県みどり市の大間々図書館へ。作家たる者、図書館主催の講演は予定がふさがっていない限りキホンお引き受けすることにしているし、オファーを戴いた時に、みどり市ってどこ?と地図を開いたら、隣県で且つ大宮からほぼまっすぐ北上した位置に当たるため、行くのもそんなに大変ではないように思ってあっさりお受けしたのだけれど、いや〜関東平野はホンマ広いんで舐めたらあかん\(◎o◎)/ 東武鉄道の接続にも問題があって片道でなんと2時間半、これなら京都に帰れるし、青森県にだって行けちゃうよ〜という長時間を電車で揺られて丸1日がかりの仕事と相成りました(^_^;) 最寄り駅は赤城駅で上段の写真の背景に見えるのが国定忠治のセリフで有名な赤城山。平成の市町村合併以前は大間々町と呼ばれ、足尾銅山に通じるあかがね街道の宿場町として賑わったものの、現在は桐生市や伊勢崎市のベッドタウンで人口5万人ほどの小さな街なのだそうだが、大間々図書館には驚くほど立派な講堂があって、そこに沢山の聴講者が詰めかけられて、しかもこれまで色んな講演をしてきた中でかつてないほど皆さんが熱心に集中して聴いてくださったのもちょっと驚きで(ふつう誰かしらうつらうつらなさってるもんなんですが)、お陰で途中休憩が入れられず、2時間ほぼ喋りっぱなしでさすがに声が嗄れて用意されたペットボトルを初めて開けて水を口にしたくらいでした。演題は先方のオファーで時代小説の楽しみ方や書く際の工夫や苦労話をとのことだったので、専ら自分の話をさせて戴いたのだけれど、恐らくコアな時代小説読者がお集まりだったのだろうから、私としては遠方まで出向いた甲斐があったというか、とっても報われた気持ちで会場を後にした次第。それにしてもいい意味で驚きの多い講演旅行となったのは何よりでした。下段の写真は館長さんからお土産に頂戴した土地の名物焼きまんじゅう。餡なしの酒饅頭の皮に味噌だれを塗って焼いたもので、これを晩ご飯に美味しく頂戴しました∈^0^∋


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 本当に都会はすぐそこが交通の便により結構遠いですよね。京都に帰れるというのにはなるほどそこまで交通の便の良いところにお住まいなのだと思いました。
 ストーカーっぽくって少し迷いますが、いつ見ても今朝子様の講演は内容に興味が湧きそこに居て聞けなかったことが残念になります。執着はしませんがそこに居たら楽しかっただろうな、せめてあらすじだけでも知りたいなと度々思います(笑)。
 今日の献立は流石今朝子様。自由~っと思いました(にこにこ)。

投稿者 nao : 2017年02月27日 00:19



2017年02月27日

絶食

久々の絶食です(^^ゞ
昨日はさすがに疲れたので今朝はいつもよりゆっくり寝ていて起きたら胸がムカムカし、例の如くいっそ吐いちゃえ〜にしたところ、食べ物はきれいに消化していたので胃液ばかり激しく吐いて、ついには胆汁まで混じる始末。で、また横になったら眠れるので、ああ、これは年に一度ワタシに必ずある、独楽の動きが止まれば倒れるようにして体調が崩れるパターンだと了解し、牛乳も受けつけないので水とお茶だけ飲んで過ごすことに。やっぱ日曜日は仕事するんじゃなかったな〜と思いつつも、お昼から一応注文原稿の執筆に取りかかったが、少し書いたらすぐに横になりたくなり、いくらでも寝てられるのがフシギとはいえ、まあ、たまにこういう日があるから年齢の割にふだん結構アクティブでいられるのだろうと慌てず騒がずにおります。というわけで別にご心配なく。心配して電話をかけてくるような真似だけはなさらないでください(^0^;)




2017年02月28日

ポトフ

昨夜はぐっすり眠れたので今日は朝から執筆も捗って、何でもこいの食欲はありながらもやっぱり絶食明けの定番メニューにしました(^^ゞ
ところで1月も2月も施設のインフルエンザ禍で見舞いに行けなかった父の件で先ほど妹と電話をしていたら、なんと今日が結婚30周年記念日なのだといい「笑うやろ。自分があんまり子供過ぎて、なんや信じられへんねん」とのこと。
「そやけど私に限らず今の人はみな子供やで〜その最たるもんがトランプやん。自分の好きなことだけ言うて、気に入らんもんは聞きとおないて、そらまるで子供やで〜国会のアベの答弁を聞いてもレベルが一緒。仲良しのはずや」と話はあらぬ方向にそれたあげく「あれにも笑ろたわ〜北朝鮮と一緒やないの〜」というのは何の話かと思ったら、例の森友学園塚本幼稚園の園児によるアベ総理ガンバレコールのこと。かくも極端な偏向教育をしてる籠池理事長に小学校の建設認可をした知事もやっぱり維新の会だったりするわけで、国有地払い下げに関して具体的な便宜を図ったことはなかったにしても、一国の首相たる者この手の人種と付き合いがあったというだけで糾弾されるのが世界スタンダードだろうに、日本のマスコミがそこをしっかりと叩けないのが不思議でならない。とにかくお手本にしてたはずの米国があんなおかしなことになってるので腰が引けちゃってるんだろうか?北朝鮮と一緒といえば、今朝のオーストラリアTVはロシアの現状を大きく取りあげて、表現の自由がなくなった状態を北朝鮮とまるで同じだと報じていた。プーチン政府の弾圧は2014年頃から始まったらしくデモしただけでシベリア送りになった人物に取材し、また今やプラカード等を一切持たずに少人数が無言で行進することでしか抗議を表明できない人たちの映像が流れて震撼とさせられた。国民たる者、国家権力に対しては不断に注意を怠らないのが肝要で、暴走を許してしまうのは国民の責任であり、それにもまして国民に真実を伝えることに怠惰な報道の責任が大きいことを、日本のマスコミ人には肝に銘じてほしいものであります(-.-;)y-゜゜


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恒例とはいえ、快復なさって良かったです。はるばる出かけた講演でお疲れだったのでしょうが、本好きには作家のお話を直接聞けるほどの幸せはなく、首都圏に住んでてもそうですから、機会が少ない地方では格別な喜びだったことでしょう。
高峰秀子主演「馬」を見ました。2度目ですが、岩手で長期ロケが行われ、実質、黒澤明作品とも言える名作で、冒頭で馬のセリが開かれる馬検場の場面は、私も子供の頃、まだ地元に馬検場があり、馬の臭いが鼻をついたのを思い出し、当時もまだセリは開かれていたのかもしれません。若駒が1頭、草原を駆け回る場面は素晴らしく美しく、どうやって撮影したのか、撮影の裏舞台を知りたいものです。昭和16年作品とあって、苦労して育てた仔馬が成長し軍馬として買い上げられ、続々と列をなして進む馬たちも戦争に駆り出されたのだと気付きました。司馬遼太郎作「坂の上の雲」もやっと読了、秋山好古の騎馬隊も印象的だったので、この所、馬づいています。

投稿者 ウサコの母 : 2017年02月28日 22:34